上りと下りの高架道路に挟まれた狭い隙間から、薄雲のかかった青空がのぞいている。

横浜も久しぶりなので徘徊する。朝には美味しいコーヒーを淹れ、準備万端だ。豆が10gずつ小分けになっていて、10袋で1500円と高額だが、満足できる玄妙な味わいだ。9時過ぎに家を出ると気温も上がっており、散歩日和になりそうな気配を感じる。

駅までにある踏切では、歩道を広くする工事が行われている。30cmもなかった歩道が1mくらいになるようだ。狭いので避けていたが、広くなったら通ることにしたい。電車ではイヤフォンで音楽を聞くが変な感じだ。日常の散歩中に音楽を聞かないようにしていたので、久しぶりになるからだろうか。確認すると、ちゃんと耳にはまってないだけだった。

美術館に行く前にヨドバシカメラにパソコンを見に行く。平日の朝一番だからか、客がほとんどいない。店頭に飾られていないモデルを触らせてもらう。即決とはいかない。

駅に戻るとみなとみらい線はちょっと遅延しており、おかげで特急に間に合う。みなとみらい駅まですぐ着き、少しだけマークイズを物色する。季節柄、閉店が多く、1階だけでも5店舗以上が閉まっている。カンペールやパトリックは残っていたので、靴を物色するも良いものは見つからない。ただカンペールのバックパックはちょっと良さそうだ。20Lくらいは欲しいので、ちょっと小さいかもしれない。バックパックを買った記事バックパック長期使用レポートを立て続けに読んだので、バックパックを買いたくなっている。本当は化繊で白いやつを探していたりする。


展覧会を見た後は、横浜に戻り、まずパンを買う。カンパーニュを丸で売っていないこと以外は良いパン屋で、横浜駅周辺のパン屋では一番好きだ。バゲットはいまいちだと思っているので、いつもカンパーニュとチャバタだ。上の神奈川県産の品々を扱う店では、白漆っぽい木の茶碗を見つける。軽くて良いが、8800円となかなかな値段だ。

えんやこらベイクォーターへ歩く。そごうのブランド階を抜けて向かう。途中のエルメスで窓越しに茶碗を見かけたが、値段を聞く気もしない。ベイクォーターでは横浜にやや復帰したセンプレを見る。そごうにあった時と比べるとキッチン用品など、かっこいい実用品というようなものがなくなった感じだ。良いガラス皿はあったが12000円と、これも予算を大幅に超える。下の茅乃舎で出汁を買う。値上がりしたような気がする。

そごうでは富澤商店の紅茶を買う。地元の富澤でも売っていて欲しいが売っていない。今度、取り寄せで頼んでみよう。

ルミネで扱われている洋服や食料品が、壁面いっぱいにグラデーションのかかったカラフルな線で描かれている。
ルミネ横浜の裏口

ルミネではBaicyclonのショルダー・バックが気に入った。外側にそこそこマチが付く3ポケットがあって便利そうというか、学生の頃に使っていたバッグと同じで懐かしい。しかしBagjackに憧れがあるので、Baicyclonを買うと何かに負けた気がしてしまいそうでためらいがある。

高島屋で赤ワインを買い、帰り始める。電車に乗っていると、大和駅のホームにQB Houseがあることを知る。めちゃくちゃ儲かりそうだ。厚いコートとシャツだったが、それでも暑いくらいだった。家に帰ったらパン屋で買ったレモン・パイを食べる。酸っぱくて美味しいクリームだ。