
畠山美術館のついでに高輪ゲートウェイを見に行く、ついでに散歩する。快晴という言葉以外ないくらい快晴だ。耳も治ったので、ノイズ・キャンセリング・イヤフォンに戻り、Squarepusherを聞きながら歩く。
まずは川崎駅で途中下車し、また下着を探す。やはり無い。川崎駅は構内が広くて歩きやすい。商業施設は、多すぎて持て余しているような雰囲気がある。横浜でも渋谷でも東京でも好きなところに出れば良いので、困りはしないか。
京浜東北線で高輪ゲートウェイ駅に行く。駅構内から流行りっぽい有機的な形態が多い。トイレも駅っぽいトイレではなく、都心の商業施設のトイレという雰囲気で、便器だけでなく洗面台にもお金がかかっている。
改札を出ても、もちろんビルの中には入れないので、周囲をフラフラする。築堤の方へ降りるベンチ付きの階段が良い。他にもベンチがいっぱいあり、かつ東と南がかなり開けているので、居心地が良さそうな空間だ。築堤沿いに少し南に歩き、高輪公園を通り、高輪台駅の方へ歩き始める。

畠山美術館までの途中にある、食とくらしの小さな博物館に寄る。味の素の資料館だ。案内が外にはなく、入り口がわかならなかったが、研修センターの入り口で良かった。見たかった電車の欄間にかけていた広告のコレクションは20弱あり、どれも色遣いと褪せ方が両方とも良い。味の素音頭が気になる。また、受付奥から見える庭もきれいだ。
博物館の出入り口から1分ほどのところにあるパン屋に寄る。町のパン屋という趣きだ。バゲットが見当たらなかったので、白パンとパン・オ・ショコラにする。白パンはちょっともっちりしすぎかなと感じたが、ショコラはサクサクでなかなかだ。
畠山美術館を出たら、五反田駅に向かって下る。美術館へは高輪台駅や高輪ゲートウェイ駅からの方がわかりやすいようだ。大きめの道路を辿って、1回だけ細い道へ折れるだけで着く。五反田駅から前回は迷い、ひとつ西の道で北に出てしまったため、ぐるっと大回りしないと着かなかった。細い道をグネグネと辿らないと行けないので、間違えやすい。上り坂がきついということもあり、次回があるならまた高輪ゲートウェイ駅から歩きたい。
大通りに出る前にある、もうひとつのパン屋にも寄る。なかなか並んでいる。食事パンは少ないようで、サンドイッチもフルーツサンドばかりしかない。内装はきれいで、併設のカフェは居心地が良さそうだ。バゲットなどを買おうと考えていたが、並ぶほどではなさそうなので買わずに出る。

山手線で新宿駅へ行く。アークテリクスは旧アルタの隣だった。もう買えそうもない値段になってしまったので、店には入らす靖国通りに出る。無印良品や伊勢丹を冷やかしながら、いろいろ探す。靴はいったん諦め、今は200mLくらいのマグカップを探し始めている。容量的にはないこともないが、ソーサー付きのいわゆるコーヒー・カップしかない。ひとつ見つけたが、粉引きであまり好みではない。ブルー・ボトル・コーヒーの清澄ミニマグは座りも良くて気に入ったが、ロゴのないやつもあるらしいので、今度見に行ってから決めたい。
この日は忘れずにイケアに寄る。冷凍のミートボールを買ったので、すぐさま帰る。ミロードが閉まって、タルト屋もなくなってしまい、もう用は無い。帰りの小田急線では久しぶりに6両編成の急行に乗る。まだあるというか、最近になって復活したらしい。都心からは渋谷から一気に帰ることが増え、小田急線を使う機会が減っていたため気付かなかった。