1年ほど工事中だった東洋文庫ミュージアムへ行く。再開記念の展覧会は、海外の書物等に出てくる日本の様子が見られる。近くにある東洋大学とは関係がないらしい。

入り口から階段を上ると、モリソン書庫を囲むように展示室が用意されている。時系列順に様々な写真や書籍が並べられ、教科書で読んだようなものもいくつか見られる。中近東あたりでの伝聞による記述はもっと読みたい。開国以降になると、なんだかんだでどこかで見ているものが多く、どこで見たか思い出しながら楽しむ。展示は常設と特集が明確に区別されておらず、少し混乱する。展示方法にも物に合わせて、もう少し工夫があっても良いように思う。展示室の大きさも含め、もう一度来たいとはあまり思えない。

建物は小奇麗で、最近の都市型小規模美術館という印象に終わる。山種美術館と郷さくら美術館を足して2で割ったような雰囲気というとかなり近い。1階の奥には中庭があり、その奥にはレストランがあるようだ。ちょっと覗いてみたが、ただの芝生に通廊しかない。植栽はシーボルトゆかりの草木のようだが、端に寄せられていて見に行きづらい。裏は小学校のようで、子供たちの体育の声が響いている。全体的に見るべきところは少ないが、モリソン書庫だけは格別だ。ここだけでも見に行った甲斐がある。