縦方向の余白を行単位で、横方向の余白を文字単位で行うようにしてみている。安定してtext-box-trim
プロパティーを使えるようになると、行・文字単位での空白制御でほぼ必要十分になるのではないだろうか。このような予測の下にrem
単位からの脱却を目指し、代わりに行の高さであるlh
単位や文字の幅であるch
(ic
)単位に置き換えている。
「3行分開ける」とか「3文字分字下げする」とかそういう直接的な指示を、そのままCSSにするだけになる。今までは、こういった指示をrem
やpx
単位に変換していた。必然的に直感的な数字ではなくなるか、複雑な計算になるため、様々な要素で使いやすいようにカスタム・プロパティーにもしていただろう。そういった抽象化がなくなるので、より感覚的にCSSを書いていくことができるのではないろうか。メディア・クエリーのようにカスタム・プロパティーも最小限にしていきたい。
rlh
やrch
単位でも良いと思うが、要素それぞれの脈絡で使っていくので、「r」が無い方でも良いと思う。うまく他の要素と揃えたい場合は、余白ではなく文字の大きさと行送りの方を調整してやることで揃えられるだろう。言葉を変えていえばいわゆるバーティカル・リズムの実装も難しくはない。rch
(ric
)単位がFirefoxで実装されていないという現実的な問題も回避できる。rlh
とrem
単位の方が分かりやすいかもしれない。
あとはhr
要素を変えた。⁂。content
プロパティーに対する代替テキストの実装が揃ったら戻そうと考えていたことをすっかり忘れていた。