幅20mもなさそうな空間に様々な気が植えられており、その間を縫うように遊歩道が走る。手前には池が、奥には遊具も見え、とても良く出来た普通の公園と感じる。

東京都現代美術館でパティ・スミスの作品を見聞きしに行った前後は、いつもの通り散歩もする。途中で公園を梯子したり、なかなか歩く。丁度夏日くらいの陽気だったので、まだまだ歩いても大丈夫だ。

まっすぐ走った川沿いに、サクラが並ぶ散歩道がまっすぐに整備されている。サクラの葉は緑色がやや褪せて来ているようだ。
大横川

美術館までは幹線道路沿いに川まで歩く。タワーマンションが点在するあたりが都会という感じだ。遠く北にはスカイツリーがちらつく。川沿いに南に歩き、美術館通りから美術館へ向かう。川沿いの植栽は全てサクラのようで、今の季節は葉が多く、良い日除けになって歩きやすい。美術館へ入る前に木場公園をそろそろ歩くも、広すぎて川を渡った先へ行くことは断念する。南口から美術館へ入場する。


白い石造りの大きな洋館には緑のゴシック体で図書館と書かれている。入り口はもちろん、左に見える高い窓の形状や、その脇に立つ飾り柱など、歴史を感じる建物だ。
深川図書館

展覧会の後は東に出て、少し南に行き、福富川公園という細長い公園を通る。トの字型をした変わった公園だ。見るべきものはないが、歩くには向いている。あとは町中をグルグルしながら清澄庭園を目指す。南の方に出たところ、どうも入り口は北だけのようだった。しょうがないので西にある清澄公園を北に抜ける。途中にあった図書館は100年以上前の建物らしい。

多くの木々が並ぶ中に少し開けた空間がある。奥に端が見えるので、水路があり、その横に舞台のような空間が設けられているようだ。
清澄公園

清澄公園で、美術館のカフェで買ったサンドイッチを食べる。ゴミ箱もあるし、ベンチも多く、普段使いの公園という気楽さで落ち着く。食後は庭園に向かうものの、どうも有料っぽい(帰ってから調べたところ150円らしい)ので入らずに駅へ向かう。もうちょっと過ごしやすかったら隅田川を渡って人形町まで行こうと考えていたが、暑くなってきたのでやめる。


清澄白河駅から半蔵門線で一気に表参道駅に出る。皇居の北を回るので時間がかかるが、乗り換えずに済む。南青山のパン屋でサワードウとチャバタを買い、今回はチョコレートとクルミのパンを買う。生地全体にチョコレートが練りこまれたパンで、なかなか美味しい。

バスで渋谷に出て、スクランブルスクエアで靴下を探す。サンダルの時期に入るからか、あまり売っていない。今年も出ているミズノのWave Prophecy Strapを見ながらまた迷うも、やはり買えない。後ろ髪を引かれながら紀ノ国屋でワインとチーズを買い、帰りの電車に乗る。2000円くらいの安いカヴァだったが美味しい。