少しだけ興味があったものの見に行くほどではないかなと思っていた映画、教皇選挙だ。教皇が死んだので、見たい気持ちが高まる。地元で週に3回くらい上映しており、安い水曜日に見に行く。みんな考えることは同じようで、完全に席が埋まっている。内容については割愛するが、この記事のタイトルのような見ごたえはある。宮殿外の映像はほぼないと思う。

レイフ・ファインズ(姓がハ行だ)はかなりの好演だ。彼の演じる主人公の抱える悩みについては深く語られない。その語られなさにより、鑑賞者自身が抱える悩みを通して鑑賞することになるのだと思う。つまり見終わった後に鑑賞者自身がコンクラーヴェの過程や結末を消化するわけだ。なかなか消化できそうもない予感がある。