余白の美は、「余白」が持つ基本的な概念についてサラっと触れているA List ApartのWhitespaceというMark Boultonの書いた2007年の記事を日本語訳したものです。余白は……難しいですね。
本格的なWebフォント時代に突入した現在、これまでWebにおいて若干軽視されていた(または諦められていた)タイポグラフィーの重要性は飛躍的に上がったといえるでしょう。Webフォントによって、単純に美しいフォントが使えるようになったことに加え、各環境での文字のレイアウトに違いが少なくなるため、より緻密に計算された構成のWebデザインが可能になります。余白はその中でこれまで以上に大きな意味を持つようになるでしょうし、より細かく制御できるようにもなります。これまでletter-spacing
プロパティ等で字詰めを無理やり行い見出しらしさを演出していたようなケースでも、見出しに向いたフォントを採用するなどに置き換えることも可能になりますよね。
というわけで、余白について説いているこの記事はなかなか興味深いんじゃないかと思います。
日本でもサブセッティングを予め行った日本語フォントをWebフォントとして提供するサービスも始まったようですね。まぁ個人で利用するのはまず不可能なお値段ですが……。