International Herald Tribuneのウェブ・サイトの各記事のページは、3カラムの新聞ライクな構造になっています。そのカラムの最下段には(JavaScriptで)ページをめくるための画像が用意されており、それをクリックすると続きが読めたり。ブラウザ・ウィンドウの高さによって一度に表示される内容が変化したり、3カラムの右の任意の場所をクリックして次のページに進めたりと、かなり良くできています。まさに「ページをめくる」という感じ。

横30文字程度のカラム区切りで文章をレイアウトするのは、新聞等で見慣れた手法で読みやすい事は誰もが知っていることなのですが、通常はウェブ・ページで読ませたいテキストを3カラムで表示するということはやってはいけないことのひとつです(多分)。しかし、こんな感じにうまいこと環境にあわせて表示するようにしてやればアリなのかもとか。

一般的なブラウザでの閲覧法から大幅に外れる閲覧法を強いることになるとは思うので、素晴らしいテクニックとは口が裂けても言えませんが、「よくもまぁここまで」という半ば失笑気味に脱帽。

ページめくりとは関係ないですが、このサイトのスクロールに追従するナビゲーションその他のツール・バー(みたいなモノ)は邪魔くさい。よく利用する人には便利なんでしょうが。