Samsung Chrome。

あるプロジェクトへのモバイル・アクセスの統計によると、Chromeのうち実に25%がSamsung製で古いバージョンのものとなっていたみたいだ。こういった古いバージョンのChromeが残ることは、Internet Explorer 6の再来的な意味も多少持つけど、それだけではない気がする。

Chromeのラピッド・リリースは、強制的にアップデートされることで成立しているはず。そう考えると、アップデートされない、されにくいChromeが存在してしまうことは、その世界観を破壊してしまう。Chrome (や今のFirefox)には安定版らしきものしか存在しないので、そこに別の概念、安定していない安定版とでも言うべきものが混ざると、非常にややこしい世界になってしまう。

このデータは多少煽り気味ではあるけれども示唆に富むもので、ウェブ開発者達の何らかのアクションが必要なことを意味している。