英語で書くとPull Quote、Calloutなどとも呼ばれる抜粋見出しのこと。雑誌のインタビュー記事などでよく見る、インタビュー内容の一部が抜き出されて見出しのように配置されているやつ。blockquote
要素でマークアップするのかと思ってたら、aside
要素の方が適切らしい。引用ではなく抜粋で、かつコンテンツに同じ内容が既にあるので、なくなっても特に問題がないからか。
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aside
要素で括るだけで、あとはp
要素のみで良いようだ。figure
やblockquote
、q
要素を更に利用してもよいように思えるけど、冗長すぎるか。出典的なものはfooter
要素を使えば良さそうだけど、大抵の場合は明確なので必要なさそう。多人数相手のインタビューみたいなので、誰の発言なのかを示したい時などには使うと良いのかも。以下のマークアップ例の文章はWikipediaの庄内竿の項から。
<section>
<h1>庄内竿の成立</h1>
<aside class="pull-quote">
<p>以前は三間の美竿を持つ者は少なかったが、今は多くの人が持つようになった</p>
</aside>
<p>庄内竿は専ら藩士自身の手で作り出された。これは藩の奨励もあってのことだが、前述の秋保親友の記述にあるように「竿」は「刀」と同等に考えられていたからである。文化7年(1810年)の「野合日記」に「以前は三間の美竿を持つ者は少なかったが、今は多くの人が持つようになった」という意味の記述が見えることから、この頃には藩士の間にも多様な長さの庄内竿が普及しており、18世紀後半にはほぼ現在のような形が出来上がっていたと推測されている。庄内竿を完成させたといわれる陶山運平(1809 - 1885)も、特に身分が高いわけではなく、いわゆる部屋住みの三男であった。</p>
</section>
デザインは以下のようにした。小さい画面では左右にインデントを取って中央寄せ、大きい画面になると中央寄せのまま左に飛び出させ、本文を回りこませる。引用符もあった方が良さそうなので、quotes
プロパティーを使って追加しておいた。
庄内竿は専ら藩士自身の手で作り出された。これは藩の奨励もあってのことだが、前述の秋保親友の記述にあるように「竿」は「刀」と同等に考えられていたからである。文化7年(1810年)の「野合日記」に「以前は三間の美竿を持つ者は少なかったが、今は多くの人が持つようになった」という意味の記述が見えることから、この頃には藩士の間にも多様な長さの庄内竿が普及しており、18世紀後半にはほぼ現在のような形が出来上がっていたと推測されている。庄内竿を完成させたといわれる陶山運平(1809 - 1885)も、特に身分が高いわけではなく、いわゆる部屋住みの三男であった。
良さそう……と思うけど、文字のウェイトを落としたいな。