Webデザインにおいて各パーツの位置はそのWebサイトの性格によって決まると思います。このWebサイトの場合は一見さんを重視していない文章の書き方をしていたりタイトルのつけ方をしているので、自然とそれを考慮に入れた配置にしています。
Webサイトのロゴの後ろに配置しています。左右に分けたり、アイコン化したりなど紆余曲折を経て無難なところに着地しました。いわずもがな……と考えていたんですが、結構逆転しているWebサイトはあります。シーケンシャルなWebサイトなどの場合は前の方が良いかもしれないですね。
ファット・フッター全盛期はフッターに配置しているケースもありましたが、モバイル機器のことを考えるとアクセスしやすいヘッダーに配置するのが懸命でしょう。モバイル向けに関してはスワイプすると横から出てくるメニューが流行り始めているので、サイドバーへ回帰するのは悪くなさそうです。
タイトルの直後(またはその周辺)に配置し、タイトルや本文と容易に識別できるようにフォントを変えたりもしています。不変的な事柄を扱うことはまずないので、なるべくいつ頃書いたのかを明確にしたいというのが主な理由になります。古いエントリに「古い情報です」などと注意書きを追加するというアプローチもありますが、「古いかどうか」が強調されすぎて「いつ書かれた」のかがぼやけてしまうのであまり良いアプローチだとは思えません。
カレンダーのような日付け表示デザインは、Webサイトにおいては「絵」として認識されてしまうのであまり良いデザインだとは思いません。配置のしやすさやビジュアル・デザインのアクセントとしては優秀ですが、それだけでしょう。
ポートフォリオ的なWebサイトではないので、フッターへ配置しています。以前はヘッダーに置いていましたが、ロゴやグローバル・ナビゲーションと同等に扱いたくなくなったのでフッターへ。フィードのアイコンがソーシャル・プロフィールのアイコンと並べられてフッターにあるのはひどいですね。
企業のWebサイトではFacebookやTwitterの重要度が高いので目立つところに配置されているケースが多いです。それに影響されてか個人のWebサイトでもそうなっていることが多いですが、真似しない方が良いでしょう。直帰率や離脱率が全然違うので。
本文の後に配置しています。読んだ人に押してもらいたいので。これらは既に「読んで良かったら押す」から「みんなが押しているから押す」になっているのでアピール的に前の方が良い気もしますが、色合い的にガチャガチャしやすいのでページのイメージが崩れやすく難しいと思います。
まだこのWebサイトでは採用していませんが(予定はある)Readability(やInstapaper)のボタンなどの場合は、読んだ人が必要とするものではなく読む人が必要とするものなのでタイトル直後が良いでしょう。たまにそれら快適に「読む」ためのサービスへ送るリンクが最後に置いてあるWebサイトととか見かけますが何を考えてそうしているのかわかりません。
いつでも押せる位置に固定するのも考えましたが、ウザいWebサイトが大体そうなっているので印象が悪いかなと思い諦めました。ウザいWebサイトのせいでデザインの幅が狭まる時代です。
今年最後のエントリになりそうです。復帰以降ほぼ1日1エントリ書いてましたがAdSenseの収入が上がった以外にこれといって得るものはありませんでした……。年明けたら文体をゆるい感じに戻す。良いお年を。