クリスマスにTwitterで@glatyouと少しマークアップについてやりとりをした。そこではTwitterなのでだいぶ端折ったものの、だいたい伝わったとは思う。あわせて今年はHTML5勧告のタイミングだ。このようなマークアップについての考え方を述べるにはもってこいだろう。そこで僕の考えを文書としてまとめ、“マークアップ”するということ ~ HTML5勧告に寄せて ~というタイトルで公開した。この文書を持って今年のまとめとしたい。
当該文書では、著作権表示という日本ではおよそ実践的でないものを例としたので、多少哲学的な側面が強い。他に良い例がうまく思いつかなかったのもあるし、元々のTwitterでのやりとりがそれだったのもある。他に例を考えるとするとトップニモドルのマークアップでも良かったかもしれない。
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<li><a href="#logo">Back to Top</a></li>
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このような間違いと冗長さが多分に含まれるが、ちょくちょく見かけるようなコードを起点にできる。
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そしてこう磨き上げるまでを書くのも悪くなかったかもしれない。思考の過程としてはほとんど同じなので、どうしてこうなるのかを考えてみるのも良いだろう。
本当は最後の項でテキトーに書かれたHTML文書が失ったものについてじっくりと書ければもっと完成度の高い文書になったことと思う。しかしそこまで書くとトピックが二分してしまいそうなことと、またその話かで終わってしまいそうな気がしたので、直接的な言葉すらも避けてぼかしておいた。アとかユとかUとかで始まる単語を想像してくれれば遠くないだろう。
このようなマークアップするための思考の元、HTML Best Practicesも参照するとわかりやすいはずだ。出す順が逆だともっと良かったような気がする。
ここで予防線をいっぱい張っておきたいところだけれども、それはやめておく。もちろん僕は仕様側の人間ではないので、とか、あくまでも、とか、一般的には、とかいっぱい書きたい。
あ、HTML5勧告おめでとうございます。