ラベル

“Learn More” Links: You Can Do Betterキャンセルのキャンセルという2つの記事を読んだ。両者は共にラベルの話だが、ウェブサイトとアプリケーションというだけでなく、コンテキストは大きく違う。しかし共にユーザーがどういう結果になるか類推できない点が大きな問題とされているように読めた。

ユーザーが結果を類推できないラベルに割り当てられている操作は、その処理が完了して初めて自分が求めていた操作ではないということに気付くことになる。不可逆な操作ならば、もちろん致命的だろう。仮に戻る(戻す)ことができたとしても、その処理の時間を無駄にさせることになる。これではいくら読み込みや動作が機敏であったとしても、ユーザーに優しいウェブサイトやアプリケーションとは言えない。

僕はNN/gの記事とは印象が違い、このあたりのことはすごく改善が進んでいると感じている。数年前まではありとあらゆるウェブサービスの会社のウェブサイトが「Learn More」といったラベルを濫用していたが、ここ1年ほどで立ち上げられたりリニューアルされたウェブサイトではほとんど見かけなくなった。改善されている理由の多くはグロースハックに基づくものではあるが、大きな傾向としては歓迎して良いものだろう。


NN/gの記事を訳すとすると、「「もっと詳しく」リンク、君はやればできる子」とかだろうか。