インターネット上で公開されている無料のフォントは数多くある。しかし、それらを効率的に探すとなると大変だ。無料のフォントをまとめたサイトやページは数多く見つかるが、50程度のまとめのものであったり、ライセンスについてあやふやなだったりする。そこで便利なのがMyFontsの検索機能だ。MyFontsではフォント名や作者、その他色々な条件で検索できるが、その条件のひとつに値段があり、その条件だけで検索することができる。何も考えずに"$0以下"という条件で検索するだけで400以上見つけることができるのだ

検索結果のページでは任意の文字列でのプレビューをすることもできる。オプションとして色やサイズの指定もできるので、サイトのロゴに良さそうなフォントを探している時などはとても重宝するだろう。多くはないがSmall-Capsなどのファミリを持つ場合はそれらのプレビューに切り替えることもできる。Galleryモードではフォント作者のアップロードしたフォントのイメージ画像で一覧できるので、文字列でのプレビューよりも直観的にフォントのイメージを把握することができるだろう。

ただし、フォントの入手は少し面倒だ。まずはユーザー登録を済ませる必要がある。クレジットカードなどの決済情報の登録は不要なので安心して欲しい。そして検索結果のページから欲しいフォントをひとつひとつカートに入れていくことになるのだが、検索結果のページでフォント名にカーソルを合わせると出てくる"Add to cart"を押すと$0ではない場合がほとんどなので注意が必要だ。一部のスタイルだけが$0で提供されていることが多いからだ。必ず各フォントのページを開き"Buying choices"から$0のものを選んでカートに入れよう。

$0のものをカートに入れよう。

あとは常にページ上部に表示されている買い物かごの画像からカートに進んで、総額でも$0であることを確認し"proceed to checkout"→"place my order"と進むとダウンロードするリンクが出てくる。Easy Installerなるものと全てまとまったZipアーカイブ、各フォント個別のZipアーカイブと3種類でダウンロードが提供されるので、好きなものを使えば良いだろう。全てまとまったZipアーカイブをダウンロードすることをオススメしたい。

他にも、無料であるからといって必ずしも無制限に使用することが可能なわけではなく、個人的な利用に限られるものもあることには注意したい。商用利用など個人的な利用の範疇を超える利用向けには別のライセンスが設けられており、無料ではない場合もある。商用利用にはならなくても、@font-faceによるウェブページへの埋め込みやPDFへの埋め込みに利用する場合は、別のライセンスが設けられている場合が多いだろう(設けられていない場合でも個人利用や商用利用のライセンスをそのまま適用することはできないと思われる)。MyFonts上でライセンスの細かい内容を確認できるので、埋め込みフォントとして利用したいなどという場合にはきちんと確認しておくと良いだろう。例えばAniversMuseoはCSSファイル内にコメントとして作者のサイトへのリンクを記述しておけば@font-faceによる埋め込みフォントとして使用可能となっている。

どっかからコピペしたようなタイトルと文章だ。