Vim 9.0もリリース後、半年が過ぎた。予定通り、Vim 9.0以降(のランタイム・ファイルに含まれるCSSシンタックス・ファイル)のみに対応したvim-css3-symtax v2.0.0をリリースする。CSSシンタックス・ファイルは2021年12月に更新されており、それ以前のものではうまく機能しない。本当にしない。

Vim 8.0以前で使いたい場合は、最新のCSSシンタックス・ファイルを~/.vim/syntax/にコピーするか、ランタイム・ファイルだけを更新すればいい。または、このプラグインをvim80ブランチに切り替えるか、v1.10.2をチェックアウトしてもいい。ただし、これらのブランチとタグは今後更新されることはない。


相変わらず強調表示自体にはさほど変更はない。目立つものは疑似要素モジュール(CSS Pseudo-Elements Module Level 4)が更新され、::first-letter::prefixサブ疑似要素などが追加されたくらいだ。このサブ疑似要素は、::first-letter疑似要素が巻き込む記号(仕様の例にあるように引用符など)を個別に装飾できるようにする。