更新がたまったのでvim-css3-syntaxのv1.5.0をリリースした。Scroll Anchoring ModuleやResize Observerという仕様が追加されているため、マイナー番号が上がっている。大きな変更はない。今度もない。
Scroll Anchoringは、ウェブページを開いている時に何らかの理由で要素の位置が動く時にどうしてほしいかを指定できる仕様のようだ。実装があると、要素の位置を維持する(こっそりとスクロール位置を調整してくれる)ように読め、あえて無効にする理由はない。ブラウザーの基本的な挙動を定義するための仕様、と読んだ。具体例として広告の挿入やサイズ指定のない画像の読み込みが挙げられているが、オート・ページングのウェブページへ戻った時のスクロール位置保存にも応用されると思われる。
また、昨年末にリリースされたVim 8.2でのランタイム・ファイルの更新に応じて、不要になったプロパティーや属性(all
やinitial
、カスタム・プロパティー、calc()
)などを削除した。メジャー番号を上げるべきだったような気がしないでもないが、Vim 8.1以下のサポートを停止したわけではないので、上げなかった。
再び画像の縦横サイズを指定するようにしたのは、Scroll Anchoring仕様を読んだからだ。たまに追加したくなるし、たまに削除したくなる。画像サイズの取得にはsharpパッケージ、外部画像のダウンロードにはaxiosパッケージをそれぞれ使った(使っている)。