今年最後の展覧会はテレンス・コンランにする。少し前にぱらぱらと眺めた彼の書いている本が面白かったので、ちょっと見てみたい。なんだかんだで東京ステーションギャラリーへはよく行く。行きやすいからか。
2部構成で、前半がデザイナー、後半がプロデューサーというような構成に近いようだ。何でもできてしまう人なので、これといった肩書を付けられない稀有な人物だということは伝わってくる。前半のテキスタイルは見たことがないものだったので、楽しい。壁に掛けたい。この辺りをもう少し掘り下げて欲しかったように思うが、会場の大きさの都合もあるのだろう。
全体的に写真と動画でお茶を濁す傾向が強い展示で、消化不良感は否めない。後半は家族や協業した人のインタビューが中心で、余裕をもって見れる空間でないこともあり、退屈してしまう。最後の方にあるThe Boilerhouse Project関連のポスターはかっこいい。The Design Museumのオンライン・ショップでいくつか(例えばソニーのやつ)買えるようだが、かなりの値段だ。
今年最後の予定だったが、もう一つどこかへ行きたい。しかし、これといった展覧会が見つからず、このまま年が暮れそうだ。紅葉を見に大雄山最乗寺でも行くか。