どこかのテレビ放送局の広島カープ・前田智徳インタビュー。
02年度について
(自分自身に対して)いろいろな考えが自分の中にある。自分自身を慰めている自分。まぁ、なんとかがんばって乗り切ったと思える自分。迷惑はかけながらも、自分としては試合に出て、貢献したい、このまま終わるわけにいかないと思う自分。本当に、情けを頂き、甘えさせてもらったシーズンだった。
勝負できるライン
他の選手もそうだが、走ることが大事。他の選手は無意識で走れる、が、自分は無意識に動くことができない。まず第一に脚を集中して、その次にボールに集中、半々の意識でしかプレーできない。知らないうちに動ける、ひとつの動作、プレーが終わった瞬間、「あっ、今はボールに集中していたな。脚のこと忘れても動けたな」という自分が欲しい。こういう自分が少しでも増えてくれば、勝負になるかと思う。
現在の野球観
走攻守に順調なときがあったので、そのときの自分がどうしても忘れられない、というのがある。歳をとれば肉体的なものも変るが、それを差しひいても、怪我をしての8年間を考えても同じだったが、未だに結論は出ない。それでも、まだリハビリをしっかり積めばできるんじゃないかと思う。ただ、実際には不可能なことはわかっている。例え戻らなくても、少しでも近づけば勝負できる。走攻守が自分の野球とかではなく、とにかく走ることをとりもどしたい。それだけなんです。周囲の雑音や、バッシングもあるが、そういうのに絶対左右されず、乗り越えるぐらいの・・・とにかく、リハビリ積んで行くしかない。走ることに命を懸けるというと、おかしいんですけど、本当にそれだけ。
迷惑かけたくない、いっぱいいっぱいのところにきているんですけどね・・・。
投手陣は完全に若返りし、打撃陣も新井や栗原など若手が育ってきていますが、やはり前田の存在感は広島にあって欲しいです。山本浩二によると4番での出場になるようですが、怪我しないでください。悲しいので。無理しないで・・・って言っても無理するんだろうな・・・。