wildfire.vimという、カーソルがある辺りのテキストオブジェクトをなんとなく選択してくれるVimプラグインを使い始めた。Vim力が下がる代わりに魂の平穏が得られる。ような気がする。
デフォルトではノーマル・モードで<Enter>
を押すとカーソルのある辺りのテキストオブジェクトを選択してくれる。HTMLファイルを編集中なら属性値の上で発動させると、クオートの間を選択してくれる。その状態でもう一回<Enter>
を押すとその上位にあるテキストオブジェクトをなんとなく選択してくれる。属性値のクオートの間を選択した状態だと、HTMLタグで括られた全体(など)まで拡大される。
逆方向に縮小することも出来るので、適当にタカタカ<Enter>
を押して拡大しつつ、広げ過ぎたら<BS>
で狭めるみたいな感じで使えて、とてもいい加減に使える。僕は狭める方だけを<S-Enter>
に変えて、サクサク感を上乗せして使ってて、ダメになる感じが加速してる。
拡大・縮小でどんな感じにするかもカスタマイズできるけど、あんまりやると逆に面倒なことになりそう。HTMLファイル向けにはヘルプでat
だけにする例が書いてあって、これもなかなかなんだけど、僕は普通にi>
を追加してる。
" wildfire
let g:wildfire_water_map = '<S-Enter>'
let g:wildfire_objects = ["i'", 'i"', 'i)', 'i]', 'i}', 'ip', 'it', 'i>']
良い感じにダメになる。
こればかり使うようにするとテキストオブジェクトのことを忘れられそう。Vimの特徴的で最大の利点とも言えるテキストオブジェクトだけど、その威力と比例して依存度もかなり高くなる。こういった一般的でない機能に依存すると、世界が快適でなく感じられるようになるので忘れたい。wildfire.vimは、ダブルクリックでなんとなくいい感じに選択するとかそういうよくある類いの機能のVimっぽい変種に過ぎないので、ちょっと依存しちゃっても世界に絶望することはない。