ConEmuでは、再起動した際にタブを復元するように設定することができるが、うまくカレント・ディレクトリーが復元されないことがある。各タブで使っているシェルに依存するので、シェル側で設定してやる必要がある。例えばGit for Windowsのbash.exe
では、~/.bashrc
でシェル変数PROMPT_COMMAND
を使ってカレント・ディレクトリーを明示的に記憶させる。
PROMPT_COMMAND='ConEmuC -StoreCWD'
これだけではなく、ConEmuC.exe
にパスを通さなければならない。ConEmuのSettings→Startup→ComSpecで「Add %ConEmuBaseDir% to %PATH%」を有効にすることで可能だ。もちろんシステムのPATH
環境変数を編集しても良い。
これでSettings→Startupで「Auto save/restore opened tabs」を有効にしていると、再起動時にbash.exe
をシェルにしたタブがうまく復元されるようになる。