使っている人がどんどん増えてきた気がするスパム・フィルタリング・プロクシのPOPFileが0.22.0に更新されました。今回の更新で注目したのは二点。HTML::Templateにより完全にUIをカスタマイズできるようになった点と、そしてXML-RPCインターフェイスを備えた点。

前者はユーザーの要望というよりも主にプログラマがメンテナンスしやすくなるという利点からの採用だと思いますが、これでもかとカスタマイズできるようになっていますね。インストールしたフォルダの.\skin\default以下を見ると良くわかります。見た感じカスタマイズする気が起きなくなるくらいファイルがいっぱい。

後者は前者と多少関連があるような気がしますが、XML-RPCインターフェイスを備えることによってメーラーからPOPFileを直接制御できそうです。今まではspam認定に失敗したメールはいちいちブラウザでUIを開いて勉強させなくてはなりませんでしたが、POPFileのXML-RPCインターフェイスを叩く何かを作れば、メーラー上で勉強させることも出来るでしょう。今のところは制限があるみたいですが、先がかなり楽しみな機能です。

簡単なもの(バケツをメニューで表示して勉強させる)とかなら、鶴亀メールから扱えるように、Perl+秀丸マクロで書けるかな。やってみよう。

追記

XML-RPCインターフェイスを有効にしたら、起動に失敗するようになったりして。