Windowsでドット始まりのファイルを作成しようとすると、拡張子だけとみなされて「ファイル名を入力してください。」と丁寧に叱られる。

チャットの類いを見ているとたまに「Windowsでドットで始まるファイルが作れないんだけど」というような発言を見かけることが多くなった。Windows 10のおかげかSurfaceの好調さか、ウェブ開発でWindowsを使っている人が増えつつあるようで、こういう質問が出てくるのかもしれない。簡単に言うと.filename.と最後にもドットを付けると、それが削除されてドット始まりのファイルがWindowsでも簡単に作成できる。

この手法はたいていのケースで利用できる。最後に拡張子の変更を警告するダイアログが出るが、それはだいたいそうなので気にならないだろう。

Windowsにより.bashrc.というファイル名が.bashrcへ自動的に補正される様子。
.bashrc. will become .bashrc

これはもう知っているか知らないかの問題にすぎないので、知っていると便利だぞ、という話だ。かなり前のWindowsからこの手法でいけたと思う。僕の記憶が定かならばWindows Meでも大丈夫だったはずだ。ちゃんと広まって「コマンド・プロンプトを開いてrenコマンドを使うとできるよ」などと言う人が減ると良いなと思う。

この答えは間違ってはいないのだが、「すみません、コマンド・プロンプトってなんですか?」とか「このフォルダーでコマンド・プロンプトを開くにはどうすれば良いですか?」(Shiftキーを押しながら右クリックして、コマンド ウィンドウをここで開くを選択する)と更に聞かれてしまう。最悪の場合「コマンド・プロンプトで別ドライブに移動するにはどうすれば良いんですか?」などといった別の答えるのが面倒くさそうな質問に派生することもある。


そもそもドット始まりのファイルみたいな運用でカバーみ……ということを書くとこんがり燃えそう。