Chromeのalert()、confirm()とprompt()

もう結構前からだけど、Chromeのダイアログ系のデザインが変わった。白くて、「ネイティブってなんですか?」みたいな奴。変更自体は色々な考えがあってやったんだろうと思うので、そのこと自体は良いのだけど、インターネットで話題にならないのが気になる。もう誰もalert()とか使わなくなったということなのか。

そう意識してみると、随分と長い間alert()とかを見てないなーと思った。簡単な警告とかは埋め込みでそれっぽく表示されるし、確認はページを挟んだりlightbox系のウィジェットでオーバーレイ表示するのが主流。ブラウザーの持つダイアログを使うような機構の需要はあると思うんだけど、もっと手軽にかっこよく実現する手段が今は多数あって、使われなくなっただけなのだろうか。デバッグでalert()使ってて消し忘れ……、みたいなのももう見ない。

ネイティブのビジュアル・デザインじゃないと閉じるボタンが一瞬わかりにくいとか、そういうのがありそうみたいなことをちょっと考えて、これが老害かみたいに自己完結した。ポンッって出すものには、右上に閉じるボタンがあるか、ダイアログ以外のエリアをクリック(タッチ)すると閉じられさえすれば、もうみんな迷わない時代な気がする。

時代の流れ。

ひと通り考えて、これはこれで良いのかと結論づいちゃうと、今度はFirefoxの半分ネイティブみたいなのがものすごく醜く見えてきた。実装した当初の、ネイティブじゃない灰色っぽいかっこよさげな奴の方が今は良い。

改行不能な文字列を仕込むと横スクロールバーが表示されるが、そのスクロールバーと文字列が重なってしまう。
Firefox 24のprompt()で長い改行不能な文字列を仕込んだところ

うわぁ(違う意味で)ひどい!