テキトウな英語を書いていると、しばしばa HTMLなのかan HTMLなのか迷う。文字ではなく発音が重要なので、この場合はan HTMLが正解なはずだ。HTML 4.01仕様の第7章やWHATWG版仕様の第12章でもan HTMLとなっている。
迷う理由は日本の人がa HTMLとちょくちょく書くからで、どちらかというとそう書かれた文章を読む機会が多いからだ。直せとまではまったく思わないのだが、自動的に治せる仕組み、つまりスペルチェッカーではどうなっているのかは気になる。ということで手元のChrome 47とFirefox 43、そしてVim 7で確認することにした。
Chrome 47もFirefox 43も設定から英語のスペルチェッカーを有効にすることができる。そうした上で適当なtextarea
要素で入力してみたところ、特に警告はされないようだ。そもそもどちらも不定冠詞については警告されないようにも見える。
Vimではオプションを使ってスペルチェッカーを有効にする。バッファー・ローカルで有効にする場合は以下のようにすれば良い。
:setlocal spell spellcheck=en_US
確認してみたところ、こちらも不定冠詞について警告はされなかった。
他のスペルチェッカーまでがどうなのかは知らないが、不定冠詞については警告されないこともあるようだ。なるべく自分できちんと書く必要があるということになる。