やっといつもの夏の暑さ、というくらいにはなった。涼しくなるのを待っていたが、そうなった時には終わっていそうな新宿(初台)のオペラシティへイサム・ノグチを見に行ってきた。オペラシティも竣工してもう20年か。
行きは新宿周りで初台に出ようかと考えていた。しかしそれほど日差しが強くなかったので、参宮橋からやや北西に向かって住宅地をテクテク歩くことにした。
甲州街道まで出たら道路を渡るだけだ。開館まで少しあったので、甲州街道の南側にある玉川上水跡となっている緑地をフラフラした。特に何もないが、とても落ち着く。ぴったりとはまる「隙間」という感覚なのかもしれない。
盆休みだからか、開館直後に行ったにもかかわらず20人くらい並んでいた。展覧会は、アンノーンとか、ペルソナ4の敵とか、そういったものでいっぱいだ。無機的な有機物の固まりは見ていて不安になるが、それが癖になる。
途中にずらっと並べられていたAKARIシリーズの吊り照明は、天井まで少なくとも3mくらいないと映えなそうだった。いつか買おうとずっと思っていたが、家を建てないと無理そうだ。
イサム・ノグチの庭園や建築はあまり好みではないことがわかった。とにかくやはり彫刻には狭い会場で、これならこどもの国に行って残っているものを触ってた方が楽しめたかもしれない。
帰りも歩くのはさすがに大変そうだったので、新宿までの無料シャトルバスに乗ることも考えて、パークタワーに行った。オペラシティとは1ブロック挟んで隣で、歩いて1分もかからないだろう。
パークタワーにはコンラン・ショップがある。当然のようにAKARIシリーズの特設コーナーがあったりして、ゆるやかに便乗していた。ぶらぶらして見つけたスタンディング・デスクはかっこよかったが、値札に25万円と書いてある。はい。
昼ごはんはパークタワーの地下で済ませ、シャトルバスで新宿まで移動した。このシャトルバスは10から15分毎に出発するので、とても便利だ。
新宿はとにかく人でいっぱいだったので、ヨドバシカメラでスマフォを見て回ったくらいで帰途に就いた。小田急線の改札を通ってからハンズに行きたかったのを思い出して、ちょっと失敗した。
人類は果たして進化できるのか。