21_21 Design Sightの入り口には展示の一部である「葛宇路」の標識が置かれ、開場を待っている人々がいる

ちょっと見てみたかった21_21 Design Sightの展覧会、ルール?展に行ってきた。7月半ばに行っても良かったが、予約制じゃなかったため見送っていた。8月半ばから予約制になったものの、時期的にアレすぎたので行けず、結局、10月になってからになった。3号館の横尾忠則の肖像画展が終わる前に行けてよかった。

電車に乗るのも久しぶりだし、少し前の事件のことを思い出したので、成城学園前あたりでちょっと緊張した。もちろん特に何もなかった。特に混まず、平和な時間だった。

境内には掃除をしている人しかいない
乃木神社

予約時間まで少し時間があったので、乃木神社の方から回って歩いてみる。誰もおらず、のどかな散歩ができた。そのまま赤坂の方へ進み、ぐるっと大回りに檜町公園まで歩く。公園では、季節的に芝生立ち入り禁止だったため歩けず、少し残念だ。Design Touch 2021で荒れるための準備なのかもしれない。


展覧会は、人が、若者が多かった。時期の関係で、何でもいいから出かけたいとか、そういうことをあったのかもしれない。一部、参加型の展示があり、知らなかったのでちょっと驚いた。人が少ない時はスタッフが参加したりしてこなされるようだ。ボリューム的に微妙なような気もしたが、それぞれの展示の消化に時間がかかりそうだし、施設のサイズ的にもこれくらいなのだろう。やはり、参加型の展示でもある多数決についての展示が印象的だった。自分と世間との差、展示の来場者と世間との差など、納得いきそうで納得いかない、多数決のもやもやしたものが可視化される。

続いて3号館へ行く。ちょうど9月26日の日曜美術館を見たこともあったし、コンパクトなサイズで近づいて見られるので楽しかった。好きなアーティストが出てくると「おっ」となる。やはりパティ・スミスはかっこいい。肖像画そのものも印象的だが、文字を描くのがうまいと感じる。テンプレートで塗っているわけでもないと思うので、このあたりはグラフィック・デザイナーのすごみなのかもしれない。画集を買いたかったが、重いので欲しかったらネットで買おうかと思うが、今年に描かれた10点ほどは含まれないようで残念だ。東京都現代美術館にも行きたくなってきた。また、しばらく前からUが欲しかったりもするので、3号館の次回展示にも行きたい。


雲は多いが、空は青く、いい天気
晴天

ちょうどお昼になったので、メゾンカイザーでサンドイッチを買って、自販機を探してうろうろしてから、食べに公園に戻った。うろうろしていたら電動キックボードをちょくちょく見たりして、都会を感じる。エメンタールとハムのサンドイッチはおいしかった。いい天気だったし、開放感のある場所でぼんやりしていた。

新宿三丁目駅に出たかったので、日比谷線から丸の内線で行くことにする。神谷町駅の次で乗り換えと思って降りそうになったが、去年、虎ノ門ヒルズ駅が新設されていたんだった。機会があったら降りてみたい。六本木から首都高環状線あたりを経由して、虎ノ門までちょっと歩いてみればよかったかもしれない。


紀伊國屋書店の本店は、まだ改装していると思っていたけど、もう終わっていた。1階と4階が閉まっていたのはなんでだろう? 今年、見送ったアアルトの展覧会のカタログ本を入手し、探していた洋書を見つけたりした。後者は2万円もしたし、重いので、買うなら通販を頼む方がよさそうだが、2万円か。

新宿で洋服や、靴、鞄を見て回る。ここ数年よく見る37.5® Technologyのスラックスを買いそうになったが、ちょっとサイズが合わなかったり、もうちょっとお金を出すと、キュプラの裏地がつくものがあるっぽかったので、買わなかった。散歩以上ウォーキング未満の革靴を探していて、ManebuAsics Runwalkを試したが、買うには至らなかった。Snow PeakのEveryday Use Backpack Oneの軽さと、質感、値段(9900円)に転びそうになったが、地元にも売っているっぽいので、しばらく考えたい。結局、頼まれ物のパン各種と、高島屋に寄ってすやの栗きんとんを入手するだけに終わった。

その後、見納めになりそう(あと1年で解体工事に入る)なので、小田急百貨店の外観や内装の天井を眺めた。ほぼ通り過ぎるだけだったので、あまり思い入れはないが、改めて見ると天井はすごいかっこいいな。ついでにハルクまで行って、パトリックのインソールを買った。もう一回オールソール交換ができたら、あと5年くらい履けそうな気がする。このような感じでふらふらしていたら、乗るつもりだったロマンスカーを逃した。