Instagramが、ログインしないとまったく見られなくなっていた。これはこれで見なくてすむという見方もあるが、それならアプリに閉じていてほしいと感じる。つのるFacebookへの反感を、OGPを削除することで表明することにした。
OGPの代わりにTwitter Cardsに書き換えたため、Twitterではこれまで通りだ。Twitterは許せないというほどでもない。Schema.orgを使ったメタデータは、これより少し前にひっそりと消したので、head
要素内がかなり減った。
他に、FLoCからのオプト・アウトを要求するよう、meta
要素を書いてみていた。もはやmeta
要素をHTTPヘッダーとみなしてもらえる時代ではないので、効果はないと思うが、態度の表明にはなるのかもしれないと考えたからだ。いろいろ考えたのち、見えないところで態度を表明してもしょうがないと考え直し、削除したので、今はもうない。
FLoCのような未知の影響があるかもしれない仕組みは、オプト・インであるべきだと思う。そうなっておらず、オプト・アウトが要求されるのなら、事実上、オプト・インを要求する世界になってしまえばいい。ホスティング・サービスはもちろんだが、CMSやフレームワークでも、既定でオプト・アウトを要求しておいてくれれば、そうなってくれるはずだ。GitHub Pagesでは、独自ドメインでのオプト・アウトは見送られたようで、とても残念だ。
また、FLoCからオプト・アウトを要求しても、広告を載せているウェブサイトにおいて広告の選択にプライバシーに配慮したユーザーのトラッキング情報が使われなくなるだけだ。つまり、オプト・アウトの要求によって変わるのは、広告からの収入だけということになるだろう。そういう点から考えても、その便益を受け取るウェブサイト管理者がオプト・インを要求するという仕様になっている方が望ましいはずだ。
古の作法を使ってしまうと、meta
要素に、未知の値のhttp-equiv
属性を書くことになり、Nu Html Checkerが不正と判断する(警告ですらない)。そのため、検証するスクリプトでPermissions-Policyだけ無視するようにもしていた。<!-- nu-disable-next-line -->
とかが欲しくなったが、そういう話でもない。