Edge 17でのショートハンド・プロパティーにおけるリグレッション・バグが内部では修正されたようだ。ひと安心というところだが、いつ直るかとの問いに担当開発者が「秋のアップデートで直る」と答えていた。Edge 16で問題なく動いていたものが17で動かなくなり、既存のウェブサイトに影響があるのだから、月例アップデートで直すべきバグだろう。

今までも存在していたがたまたま新たに見つかったバグや新しい機能に依存したバグは、既存のウェブサイトに影響を与えない。そういったバグが悪用できないのなら、メジャー・リリースに先延ばしするという判断は理解できる。

しかしリグレッション・バグで既存のウェブサイトに影響するならすぐ修正しないとならない。なぜなら一時的な対応が可能だとしても、修正されたからといってその一時的な対応を削除できないからだ。そのうちになぜ存在するのかよくわからない謎の呪文としてコードに残ることになる。

Edgeになってから、CSSのちょっとしたバグも月例アップデートで修正されるようになっていた。そのためEdgeにはかなり好意的だったが、開発者の気分次第とわかりとても残念だ。