ピカソのセラミック(ヨックモックミュージアム)

ピカソのセラミック『ピカソのセラミック-モダンに触れる』展

年明けに行こうと考えていたピカソのセラミック展へ行った。場所は美術館通りの終わりにあるヨックモックミュージアムになる。クリスマス用に南青山のパン屋へ買い出しに行くことになったので、そのついでだ。

今季一番の冷え込みの日だった。朝はマイナス3度くらいで、霜柱が見れた。新しく買ったコートはやはり暖かく、こんな朝でもマフラーと手袋が必要なさそうだった。

小田急線では車内の照明が消えなくなった。1週間もせずに撤回されたようで、評判が悪かったのだろう。点けたり消したりではあまり効率的ではなかった可能性も高い。


展覧会は地下1階にまとまっている。参考展示として少量のピカソの油絵や、スケッチ、マティスのリトグラフがあるだけで、他はすべて陶器作品で構成されていた。同じものの釉薬違いや、同じものの上絵違い、同じものの色違いと、一点ものではない芸術作品の面白さが見えてくる展示だった。同時にやはりピカソの多芸さや感度の高さも響いてくる。作品数は物足りないものの、マティスやプランクーシとの比較からピカソを見る視点は持っていなかったので、面白く見れた。

2階は常設展とコレクション展のようだった。ここにもマティスのスケッチが展示されており、ちょっと得した気分だ。常設展はすべて皿というか円形の陶器で、インテリアとしていくつか欲しくなる。とても高く天井が設置されており、採光もきれいだったので、より美しく見えたのだと思う。

土蔵のような屋根と壁を持ち、周辺と溶け込んでいる
ヨックモックミュージアム

2階の感想からわかるように、建物が気持ちいい。全体的にはコの字型をしており、天井付近に明り取りがあり、かつ中央がガラス張りのため、部屋全体が自然光に包まれる。よく晴れた日だったため、特に居心地が良かった。ミュージアムショップはそれほど充実しておらず、典型的な土産物屋の域を出ない。反面、併設のカフェの方には力が入っているようで、おいしそうなものがいろいろあった。


ヨックモックミュージアムからパン屋へは5分くらいだ。パン屋ではいっぱい買ったらチャパタを2つもらった。今回は全粒粉のサワードウを丸々買った。クリスマスに食べるのが楽しみだ。他に買ったスコーンと、オリーブのパン、近くのスーパーのサラダで昼ご飯にした。安心のおいしさだったので、定期的に買いに来たい。

パン屋から246沿いに少し歩き、バスで渋谷へ出る。降りたバス停のすぐ上にあるスクランブルスクエアをうろうろする。色々見ていると、予算がなく買えないが、鞄が欲しくなってきた。また、山形の直営店以外ではなかなか買えそうもないTHIS IS A SWEATER.THE SHOPで扱っていることがわかった。試着できるかまではわからないが、来年にでも買いたい。結局、頼まれたハンドクリームを買っただけに終わる。

ハンズと紀伊國屋書店を結ぶ渡り廊下は、ガラス張りで日が良く差し込んでおり、気持ちよく歩ける
高島屋タイムズスクエア南館への渡り廊下

渋谷から山手線で代々木に出て、紀伊國屋の洋書店に行く。買おうとしていた本は見つかったが、高すぎ(17000円)て、重すぎ(3kgくらい?)た。5000円の差は大きいので、素直にAmazonで買おうと思う。お土産にお菓子を買おうと高島屋の地下に行ったが、人がすごくて逃げ出した。