ソール・ライターの原点 ニューヨークの色 7.8–8.23

一度いろいろ見てみたかったソール・ライターの展覧会を見に行く。Bunkamura企画の展覧会だが、東急百貨店本館と共に改装中のため、ヒカリエでやっているらしい。猛暑なので駅直結はうれしい。

会場は広くはないが、小さなサイズの写真ばかりなため300以上と数があり、かなり楽しめた。写真だけでなく水彩画も並び、構成には工夫を感じる。終盤に並ぶポジフィルムは圧巻だ。「これ!」という作品を探すよりも、共通する雰囲気を楽しめる展覧会で、余韻を堪能できると思う。

一方でヒカリエホールは展覧会には微妙だということは強く感じる。天井が高すぎて組み込みの照明が使えず、低い位置の照明から映り込みがそこそこあるなど、向いていない会場で無理やり展覧会を開いた感が否めない(最後に控えていたプロジェクターによるスライドショーでは、唯一、天井の高さが存分に生かされている)。Bunkamuraの改装中はずっとこちらでやるようだが、もう一度行きたいとは思わない。


展覧会を見た後は表参道に出ようと考えていた。しかし、ヒカリエで昼ご飯を食べていると、西からどんどん暗くなり、雷と共に大雨が降り始める。窓際の席だったので迫力満点だ。食べ終える頃には小降りになっていたが、何かあったらまずそうなので、渋谷周辺で我慢する。

井の頭線の出口の方まで駅構内を通り、改装中の東急本店の近くのパン屋へ行く。大雨だったのに客が多い。その後は無印良品、ロフト、IKEAとはしごする。このあたりで完全に雨は止んだ。

ロフトではマグボトルを探す。見た目は良さそうでも、飲み口のパーツがあって洗いづらかったりするものばかりで、良さそうなものが見つかっていない。使用中のタイガーのMMPシリーズは、現行モデルが洗いやすくなっていて良いのだが、白っぽいものがなく残念だ。大きいのを我慢してKintoのトレイル・タンブラーにするか、飲み口がイマイチなサーモ・マグのアンブレラ・ボトルにするかというところだ。

IKEAではスマート電球を買う。間違えて普通の電球を買いそうになった。入口のイート・インは雨宿りの人でいっぱいだ。地元の方でも大雨警報が出たりしているようなので、他は寄らずにさっさと帰る。多少電車が遅れたくらいで、大雨に降られることもなく、天気の割には快適な一日だった。