橋の方の日本橋。

日本橋に展覧会を見に行った。少し前に読んだ本に関連した展示をやっているようなので、興味がわいたからだ。

日本橋へは横浜経由で目指すことにした。地元の駅が始発で横浜までほぼ確実に座れるのが大きい。久しぶりに8時台の電車に乗ったらうっかり女性専用車両に踏み込んでしまいオロオロしてしまった。横浜からは総武線乗り入れの横須賀線で新日本橋まで乗る。

しかし天気も悪くなく、午前中はまだ曇っていたため、東京駅で降りて歩いていくことにした。八重洲地下街から国道1号線まで出て、日本橋を通るわけだ。八重洲地下街はすごくきれいだった。きれいになったはずの横浜ダイヤモンド地下街はいったい何をきれいにしたのかというような気分になった。まだほとんどの店が開いていない時間だったので、ササッと通り抜けて地上へ。

高島屋Watch Maisonは旧・川崎定徳本館にある。

国道1号線まで来るともう日本橋だ。少し歩くと高島屋の時計館があった。日本橋だと時計専門の別館を借りるみたいなことができるのか。扉の上にある高島屋のネオンはもう少し何とかならなかったのだろうか。スポットライトを当てるくらいにしておき、光らせなくても良かったのではないか。まだ開いてない上、用もないのでスルーし、少し歩いたらもう日本橋に着いてしまった。橋にいる竜の由来とか知りたい……と思っていたが、あとでちょっと調べたらあれは翼のある麒麟らしい。

日本橋を越えると三越エリアに入る。三越と通りを挟んだ向かい側は、地方の県のアンテナ・ショップばかりだった。三越を越えると三井本館になる。目指すはその7階……だが、入り口というか直通のエレベーターは隣の三井タワーから乗るようになっている。展示についてはうまく表現できないので割愛したい。直前に本を読んでいた僕には1300円の価値があったとは思うが、知識によりそうだ。

藍色の暖簾。
From Nihonbashi Dai Noren Project

展覧会を見た後、入り口のあるビルもちょっと覗いてみる。異様な値段のお菓子屋と並んで、もっと異様な値段の果物屋、というか千疋屋の本店があった。入れるわけがないのでそのまま外に出たところにかかっていた暖簾がすごくかっこよかった。3分くらい眺めてたので、横のオープンカフェにいた客からは変なおじさんと思われていたことだろう。あとで調べたところ、日本橋大暖簾プロジェクトによるもので、紋にはあまり意味はないみたいだ。他の暖簾も見てくればよかった。

周辺をフラフラして福徳神社へ。全面改装中で、ほとんど何も見ることはできなかった。おみくじだけ引いて、昼ごはんを食べる店を探しにフラフラし始める。

魚市場のような雰囲気を演出する天井。
The Ceiling of Suminoe

周辺には和食だとうなぎ屋しかなく、3000円はちょっと出せなかった。10分ほど歩き回ったが良さそうな店がなかったので、コレド室町に入り、墨之栄という魚料理の店にした。昼は焼き魚の定食か丼ものがメインのようだ。鮭ハラスの定食にした。脂がすごかったけれど、おいしかった。獺祭(グラスで1600円)が扱われていて、ちょっと飲みたくなったがやめておいた。

非常にきれいに手入れされている石畳。
Bank of Japan (South Side)

昼ごはんのあとは、腹ごなしに日本銀行までフラフラした。あの辺りは信号守らない人が多いようで、普通に赤信号で横断歩道を渡る人がいっぱいいた。目の前ではねられてびっくりする。幸いたいしたことがなかったようだが、見ててあんまり気分が良くないので、せめて信号は守ってほしい。

日本橋はここまで。日本銀行近くの入り口から半蔵門線に乗った。表参道で降り、遠出したついでに目当ての洋服を探しに行ったがサイズと在庫がなく、うちひしがれながら新宿から帰宅の道へ。

ロマンスカーの編成がアイコンでわかりやすい……わけがない乗車案内。

地元の駅にロマンスカーが止まるようになったので、それで帰ることに。570円かかるものの、絶対に座れる上、新宿から2駅で着くのは快適過ぎた。金の力は偉大だ。ちょくちょく乗りたい。

調べたところ箱根湯本へも2駅で着くようなので、今度はそっちに行きたい気がしてきた。大山とどっちにしよう。


都心へ行く時はいつも経路を迷う。地元から都心へは何通りか電車経路のパターンがあるためだ。アバウトには横浜経由だと東京23区の東側へは近いが、地下鉄へ乗り換える必要があるところだと、乗り換えの都合から新宿(または代々木上原)経由の方が近かったり、楽だったり、安かったりする。乗り換えの時にホームを延々と歩かされないように選択することも重要だ。

また都心の中の都心だと最寄り駅が4つくらい選べることもある。こういったものも含めてもはや乗り換えアプリでは限界があるので、やはりGoogleマップに頑張ってほしい。もちろんiOSのマップが日本でも乗り換えをサポートしてくれても良い。