墓参りへ行く。愛宕山の一角にあるので、甲府駅の北口からタクシーでちょっと登る。霊園の中では奥の方で、裏がすぐ雑木林になっている。桜はさすがにないなと眺めていたら、熊がいた。一緒に来た人達に警告しつつジグザグに逃げ、少し広い道路のところまで降りると、特急かいじがちょうど来て、それに乗って難を逃れる。「さすがかいじ、あずさとは違う」みたいな会話をしつつ二度寝に入った。

先週に納骨をしに行ったらすぐに見た。単純だ。


甲府市内と共に、右に南アルプスの南端、左に身延山を一望できる。
愛宕山中腹より甲府市内を見下ろした様子

甲府はさすがにそこそこ時間がかかるものの、愛宕山なので駅からタクシーで5分くらいだ。公営らしく年5000円くらいみたいだ。近所ではなんだかんだで年20000円とか考えると、安いと瞬間思うが、墓参りの回数次第ではある。

昼くらいに行き、少し遅めの昼食を駅前のサドヤというワイナリー併設のレストランで食べた。赤カブのドレッシングがかかったサラダがおいしかった。メインの豚はそこそこで、デザートのザッハトルテもそこそこだった。コーヒーは微妙だったが、パンはおいしかった。家から遠いのでワインは飲まなかったが買って家に送った。

甲府駅前の山梨県立図書館の建物がかっこよかった。昔のにはさすがに及ばない気もするが、駅前のロータリーの開放感と武田神社までまっすぐ伸びる広い道に似合った良い建物に感じた。次に甲府へ行った時は中も見たい。


甲府あたりだと山の感じが丹沢とは違うと強く感じた。近所から丹沢を見た場合は山があるというだけだが、今の時期の甲府からは、近くの青々しく春めいてきた山、少し遠くの雪が解けかけコントラストがきれいな山、さらに遠くのまだまだ雪で覆われている厳しさを感じる山、とバラエティーに富んでいる。鎌倉へ行っての海もなかなかだが、甲府へ行っての山というのもかなりのものだ。