本箱から発掘したので20冊くらいあるアガサ・クリスティーの再読周回に入った。6冊目のアクロイド殺しをちょうど読み終わった。オチ知ってても面白い。僕もラルフ大尉みたいに、殺人事件が起こりそうなくらいの遺産を血の繋がっていない人から自分の手を汚さずに貰いたい。

アガサ・クリスティーは推理小説的な面ではそんなに好きではなくて、一番好きなのはチムニーズ館の秘密のような、今風に言うのなら冒険サスペンスといった風合いの作品が好き。そのジャンルの大家という評価で、モーリス・ルブランと似てるかなと思う。ヴァン・ダインや初期のエラリー・クイーンと比べるのは、なんかこうちょっと違う感じがある。どっちも好きだけど。

手持ちの中から面白い順に読んでしまったので、残りの10冊以上が微妙なラインナップだ。


この本だけ買い直したので、ハヤカワの再販版のクリスティー文庫のやつだった。そのため普通の文庫本より1cmくらい縦長で、手持ちの文庫本カバーが入らない。久々に何冊か読んでやっぱり面白かったので、持ってないアガサ・クリスティーの本、特に食わず嫌いっぽいミス・マープルのシリーズでも何冊か買おうかなと思ってたんだけど、今はこの変型のものしか手に入らないっぽい。そんなに読まないのでKindleで買うか。

あとBSで昔やってた名探偵ポワロのTVドラマのDVDが欲しくなった。あの髭むしりたい。