久しぶりに森薫の「エマ」と「シャーリー」を読んだので、流れで「ジェーン・エア」を読んだ。「嵐が丘」といっしょに高校の頃に読んで以来だと思うので、20年ぶり以上だ。岩波文庫の新訳が読みやすく、3日くらいで一気に読めた。読み終わった後にまた「エマ」と「シャーリー」を読みたくなった。何の永久機関だ。
ディケンズとブロンテ、間にサトクリフと、イギリスの小説をここのところ読んでいる。これといった理由は思い当たらないのだが、イギリスの小説を一番好む傾向にあるようだ。フランスやドイツの小説はどうも苦手だ。登場人物の名前のせいかもしれない。頭で認識できる限界が英語読みの姓名までというのは大いにありそうだ。
岩波文庫の海外文学はそのほとんどが訳を新しくしているようだ。この読みやすさなら過去に何回か挫折した「戦争と平和」もちゃんと読めるのかもしれない。岩波文庫がUnlimited対応したら読もう。