メイキング・オブ・ムナカタ(東京国立近代美術館)

皇居の竹橋

東京国立近代美術館でやっていた棟方志功の展覧会へ終了間際に行ってきた。終わりそうということもあり、ものすごく混んでいる。場所柄かもしれない。中盤は大き目の作品が多かったので、混んでいても気にならず、そこそこ快適に観覧した。

美術館は皇居の北にあり、竹橋駅や九段下駅が近いが、乗り換えが楽なので少し離れた大手町から歩くことにした。北の端の出口から10分くらい歩く。道に皇居ランナーと、観光客、通勤者、保育園児の集団が入り混じる。道が広いので混んでいる印象はない。


開館時間の5分後くらいに着いたが、すでに行列ができている。チケットは購入済みだったので、スムーズに入場まではできたものの、入口の作品あたりで人が詰まり気味だ。しょうがないので奥の作品から見ていき、ちょくちょく入り口付近に戻って見るというようにウロウロする。

やはり12使徒の屏風は圧巻だった。中盤の大物は見ていて楽しい。一方で初期の油絵には見るところはあまりないように感じる。版画の印象の下に鑑賞するからだろうか。装丁は多かったが、パッケージ・デザインの展示は少なかった。しかし勝烈庵が棟方だったことを知れたのは収穫だ。ミュージアム・ショップで棟方パッケージのお菓子が売っているかと思ったが、そんなことはなかった。御池煎餅が買いたかった。


帰りは九段下駅まで歩き、半蔵門線で表参道に出る。サワードウを買いに行くためだが、その前にいろいろ見て回る。年末年始のプレゼントのためにイッタラの路面店を見に行ったら、併設のカフェは閉店していた。2年くらいか。そのまま食器を色々な店で色々見るが、良さそうなものは予算を超えてしまう。

骨董通りを歩いているとスピングル・ムーブの店ができていた。前はハンティング・ワールドか何かだったように思う。相変わらずこの通りは眼鏡屋と靴屋が多い。通りを抜けて、サワードウを買った後はバスで渋谷へ。

昼ごはんを食べながら食器のことを考える。その後も洋服を見たりしながら、食器のことを考え続ける。良さそうだった食器はやはり無理そうなので、アラン・デュカスのチョコレートでごまかすことにする。チョコレートの香りをかいでいたら、美味しいホット・チョコレートが飲みたくなった。

渋谷からは相鉄直通で帰る。少し前にかさ上げ工事をしていたからか、線路に敷かれた砂利がきれいに見えた。新しく開業した商業施設のほうへは行かなかったが、なんとなく工事している場所が減りつつあり、移動しやすくなっている。スクランブル・スクエアが全棟完成し、自由に動き回れるようになるのが楽しみだ。