ユーザーとしてのGunosyについての考察は数多く見受けられるけど、トラフィックの流入元としての評価はあまり見かけない。このウェブサイトにおいてGunosyからのユーザーがちょっと極端な感じに見えて気になるので、タイプの違うTwitterとはてなブックマークとデータで比較してみる。
訪問元 | 訪問ページ数 | 平均滞在時間 | 新規率 | 直帰率 |
---|---|---|---|---|
Gunosy | 1.27ページ | 23秒 | 90.17% | 87.17% |
2.06ページ | 1分40秒 | 37.05% | 66.07% | |
はてなブックマーク | 1.78ページ | 58秒 | 66.71% | 81.56% |
Google (参考) | 1.35ページ | 59秒 | 80.02% | 83.06% |
Gunosyからのユーザーはこのウェブサイトに興味を持てないようだ。滞在時間の短さについてはコンテンツの一部があらかじめ読めてるからとかそういうのは少しありそう。クライアントによるけど、Twitterでは最初から展開してることはまずない。はてなブックマークではデザインの変更後、ファースト・ビューに表示されなくなっている。
このあたりがGunosyのユーザーにアピールできていない理由としてパッと思いつく。これが機械的なキュレーションの限界だとは思わないけど、元々あまり肯定的ではない身としてはこんなもんかみたいな感じはある。速読はジョークみたいな感じだけど、サービスの性格上速く読むことを重視しているユーザーは多そう(Gunosyから来て即PocketでGunosyに戻るみたいなパターンも含め)。またコンテンツについては、単にモバイルに最適化されていないここのデザインが悪いとかそういう可能性もふくめて色々と相性が悪そう。
Gunosyがダメと言うのは簡単だけど、URLの拡散とユーザーの囲い込みに成功していると捉えることも出来そう。ウェブサイトのオーナーとしては継続的なユーザーが得られず残念な感じがあるけど、今のところはそれを補って余りある瞬間的なトラフィックを叩き出すので、トータルではGunosyの存在は有益な気がする。
僕はGunosyのユーザーではないので完全にトラフィックの受け手としてのデータと感想に過ぎない。けどちょっと特徴的だなと思う。他のウェブサイトではどうなのかちょっと知りたい。