ソーシャル・ブックマークはまだそれなりに機能するが、いまだに追いかけるのが難しい。その中ではてなブックマークのお気に入り機能は出色の出来栄えと言えそうだが、やはりブラウザーであのページを見るのは辛い。かといってRSSリーダーで読むのもなかなか難しいと感じる。HBFavは良いものだが、やはりデスクトップでどうにかしたい。

ストック型では色々試した末にはてなブックマークのお気に入りRSSからIFTTTのEmail Digestに貯めて毎日深夜に送っておくという形でしばらく落ち着いた。RSSリーダーでお気に入りフィード読むのは本当に苦行だったが、相当マシな気もする。特に気が向かなかったら読まずにとっておくこと(未読でプレッシャーかかったりしない)も、捨てることもできる。僕は送る時間を夜中の3時にして余裕のある朝にチェックできるようにしているが、みながウェブページを見てブックマークし終わる午後3時くらいも悪くはない(休み明けに大量に来やすいのには注意が必要)。

ただやはりSlackを使っているならこれかなと思う。個人で管理できて、かつクライアントを問わないというのはかなりのメリットだ。個人でドメインを作って#generalに流すだけで良いし、既読位置もわかるのでストック型のようにも利用できる。Slackの提供するFeedインテグレーションを使っても良さそうだが、シンプルにURLだけ流したかったのでIFTTTを挟んで流している。

IFTTT経由ではてなブックマークのお気に入りフィードを流す場合、リンクが張られたタイトルと投稿者と投稿日時が表示されるだけのシンプルな形でチャンネルに流すことができる。
Hatena Bookmark on Slack

他にGitHub (スターだけ)やDribbble、VimeoなどもRSSリーダーはやめてダラダラとSlackに流し続けるようにしてみたけれど、それはやりすぎだった。少なくともパーソナライズされたものとは非常に相性が良いことがわかったので、うまくチャンネルを分けてミュートしたりすれば良いのではないかと思う。


その一方で、もう今やソーシャル・ブックマークという時代ではない感じもあり、このような手段を考えるのも馬鹿々々しいという思いもある。若いウェブデザイナーがはてなブックマークを使っているとも思えないし、その他のソーシャル・ブックマークに至ってはその存在すら知らなそうだ。

本当はそういう人たちのアンテナの先に触れたものが知りたい。きっとそういう人たちもPocketであったり、何かしらの形で読んだウェブページを記録してたりするのだろう。でもそれがRSSのような誰にでもアクセスでき、扱いやすい形で表に出てくることはない。


こういう時にウェブは進化してるのか退化してるのかよくわからなくなる。今さらのアプリ化の流れなども含めて、それに違和感を感じることが正しいのかどうかまったく自信が持てない。