Start Your Own Publication。

少し前からMediumに記事をミラーし始め、うまく動いているようだ。個人アカウントは個人アカウントとして扱いたい感じもするので、midueM no ten.u2liaHという名前でPublication Pageを作ってそこに置くという形にした。

Publication Pageは本来は複数の人からの記事を集め、雑誌的なものを構築するために使うようだ。元々Collectionと呼ばれていたものがブラッシュアップされて名前を変えたもという話だった。雑誌を視野に入れているからか、見た目のデザインはかなりの感じで色々できる。CSSの知識が不要で(CSSはまったく使えない)それなりにゴリゴリいじることができ、よくできているなと感心する。このウェブサイトのPulication Pageではセクションを2つ作って、上に固定表示したい記事を1つ、その下に時系列順で3つとしておいた。

記事ごとに高解像度の画像を必ず用意するような人は、セクションの設定のいじりがいがありそうだ。Show stroy info over the imageへ切り替えると画像の上にタイトルが乗るようになり、おさまりが非常に良くなる。またNo margin between stroriesへ切り替えると、画面幅いっぱいに画像が使われるようになり、その配置も表示する記事数によりダイナミックに切り替わる。どちらもGridレイアウトにすることでしか使えないが、かなり良いので色々いじってみると良い。

ただページのロゴやアイコン画像へのアクセスがかなり悪い。右上にある「‹」のアイコンからサイドバーを出すと、色々変えられる設定画面が出てくる。カスタマイズ結果の保存もここにあり、Saveすることでカスタマイズ結果を保存することができる。全体的にすごく色がすごく薄いので見づらいとも感じた。不具合っぽい挙動もちらほらあった。


能動的な公式アナウンスと雑記などが中心のブログ、受動的な活動の報告など、ウェブサイトの規模やジャンルにもよるが、更新が必要なページは概ねいくつかのカテゴリーに分けられる。それをそれぞれ別のMediumアカウントで投稿し、最終的にPublication Pageでまとめるというようなアプローチはうまく使えば便利に運用できそうだ。

このアプローチの良い点は、例えばとある会社のPublication Pageへ社員として投稿しつつ、自分のMediumは自分で管理できるというところかな、と思う。会社を辞めたとしても自分のMediumアカウントを閉鎖する必要もないし、記事を消す必要もない。その一方で消す必要があったら自分の意志で消せるし、会社側もPublication Pageからは消すことができる。責任の範囲がクロスオーバーしておらず、うまく分担されているような印象だ。

単に記事を書く場としてはTumblrのようなものやWordPress.comのようなものと比較してしまうとアピール力に劣るが、Publication Pageのような投稿全体の管理をしなくても良い複数のブログ的な何かの管理システムとするとアピールできそうと感じた。独自ドメインもちゃんと使うことができるようになるそうなので、そういう点でも考慮する価値はありそうだ。

はてなブログでも企業向けにはそういうものを提供していそうな雰囲気があり、クラウドCMS的なものの未来はこの辺りに収束していくのかもしれない。


Medium以外にも引き続き、

も提供しているので、好きなもので読むと良い。

追記

Publication Pageへの自動投稿が不可能なので、@hail2unetというユーザー名へ変更し、このユーザー名で普通に投稿する運用に変更した。