バリュードメインを使う理由がほとんどなくなってきた上、存在したCSRF脆弱性への対応についてその修正アナウンスが出ないということがあったので、レジストラーをGandi.netへ変更した。ドメインごとにメールボックスが5つ提供されること以外には特筆してメリットはなさそうだが、デメリットもないように感じたためここに決めた。ネーム・サーバーはCloudflareのそれを使っているため、ダウンタイムなしで移住できたように思う。

ドメインにかかる費用は安くもないが高いほどでもない。.comと.netで移管にかかる費用が違うことなど、この辺りの金額についてはPrice Listで事前に確認することができる。


移管作業では少しとまどった。Gandi.netでは事前にアカウントをとりづらい仕組みになっており、アカウントを持っていない状態でTransferページからいきなり移管を申請し始めることになる。あとは事前にバリュードメイン側でWhois情報を自分のメールアドレス(や住所)へ戻しておくことを忘れないことを気を付ければまず失敗しないだろう(失敗した)。

支払い設定などを終えて作業が始まれば、移管であるGandi.netからの移管を確認するメールに続いて、数時間以内に移管であるバリュードメインからも移管を確認するメールが届く。それぞれ承認すればなんらかのアクションが必要な作業はほぼ完了する。移管状況は、Gandi.netのアカウントからOrders in progressタブを開くと、オーダーごとに確認することができる。

移管が完了するとGandi.netからFinal transfer status……という件名のメールがくる。その後にWhoisを使ってちゃんと移管されているか確認すれば移住の作業は終わりになる。

ついでにもう使うことのないバリュードメインのアカウントからドメインを削除しておいた。バリュードメインのコントロールパネルで、移管済みで既に操作することができないドメインの期限を延長したりしようとすると消すことができる。めでたく管理しているドメインがなくなったので、バリュードメインのアカウント自体も削除した。