ウェブサイトの死活監視をしつつ、もし落ちたら事前に保存しておいたキャッシュを自動的に返してくれる、Failswatchはそういう機能を提供する。Cloudflareや他のCDNにも同じ機能があるが、こちらはCDN的な機能はなく特化型で有料プランのみ。構成がシンプルな分、トラブルは少なそうだ。
ウェブサイトの死活監視は必要なのだけど、中小規模のウェブサイトにおいてその対策までは練られない印象がある。実際に問題が起こるのはもっと上流であったりして、手が出せないからだ。せいぜい落ちた時にすばやくアナウンスをTwitterなどで出すくらいだろう。
このFailswatchのような、対策までをセットにしたソリューションというのは需要はかなりある。導入に成功すればほぼ全自動で対策が完了という点もスケールにマッチしている。しかし小規模なウェブサイトで継続的に使うには月15ドルはちょっと高いか。立ちあげ直後のトラフィックが読めない時期だけ保険として使うなどという一時的な利用に留めるのが良さそうだ。