Dropmarkというウェブサービスをちょっと使い始めた。現在はまだ招待制のベータ。Dropboxからローカルでの管理機能を省いたものという感じではあるんだけど、その説明だと近くて遠い感じ。Dropboxの共有フォルダでのコラボレーションを主眼に置いたものというと近そう。Free版での1GBまでの制限は、コラボレーションで使うと直ぐに足りなくなりそうな気はする。
Collectionというものを作って管理する。この中にテキストやURL、そしてファイルを放り込んでまとめるというわけで、フォルダーみたいなもの。サブフォルダーとかは作れないけど。とにかくCollectionを開いてドロップするだけで、放り込んだものの一覧ページが更新されていく。
「Dead simple collaboration in the cloud.」と銘打っているようにコラボレーションで使うためのもので、オンライン・ストレージとかそういう類のものではなさそう。小さなチームでインプットとアイディアを共有するためのツールなんじゃないかなーと思ってる。
ただのプレーン・テキスト。投稿UIでこそDropmark thisなるボタンがあるけど、その後の編集画面では自動保存でボタンはない。日本語も問題なく通る。残念ながらテキスト・ファイルをドロップしてもテキストとして認識はされない(ファイル扱いになる)。
URLも放り込める。Dropboxとは違うところのひとつ。URLは一覧ページではサムネイル画像で表示される。かなりきれいなサムネイルで、日本語も化けないし、JavaScriptやWebフォントもちゃんと反映されている(url2pngというウェブサービスの模様)。対してURLのpermalinkではiframe
要素でとり込み表示のため、X-Frame-Options
によってはまったく表示されない。例えばはてなブログとか多分無理。一応右上に元のページを見るリンクがあるけどこれはわかりにくい気がする。
Data URIを試しに渡してみたらテキスト扱いになった。サムネイルも勿論ダメ(こっちはurl2png側の仕様だと思うけど)。
オフトピック。いわゆるWebサイトのスクリーンショットを撮ってくれるサービスで、無料では使えない以外はほぼ完璧そうなもの。どっかで是非使ってみたい。
なんでもいける。なんでもいける。なんでもいける。特定のフォーマットのみサムネイルとpermalinkが変化するだけ。例えば画像ファイルなら一覧ページではそのサムネイルが表示され、permalinkではファイルそのものがインラインで表示される。対してZIPファイルだと一覧ページでは圧縮ファイルっぽいアイコンになり、permalinkではDownloadするためのリンクが表示される。テキスト・ファイルはpermalinkでは内容がそのまま展開され、HTMLだとHTMLとして表示される(XSSありそう)。
任意のページでChrome拡張を起動するとサイドバーが開かれドロップできるというもの……のようなんだけどうまく動かなかった。よくあるiframe
要素を埋め込むブックマークレットを拡張にしただけのものっぽいので、多分クッキーかなんかの設定によって動かないんじゃないかと思う。Taberareloo経由とかで使えるようになればかなり便利な気がする。
まぁでもドロップでの登録で必要十分な感じではあるし、それに制限した方があんまり迷わなくて良さそう。
その全体的なルック&フィールや操作性なんかはすごく良いと思う。各アイテムはドラッグで位置を変えられたりとか、Fullscreenに対応していてHTMLとかをうまく使うと簡単なプレゼンテーション・ツールにもできたりとか。
1GBの制限もけっこう秀逸な気がする。自分一人で使うならまぁなんとかやりくりできそうだけど、コラボレーションだとすぐ超えてしまいそうだと思う。するとコラボレーター全員からPro料金が徴収できるんじゃないかと思うので、ビジネス的に秀逸な制限という意味。
招待待ちは2日くらいだったので、今ならまだそれくらいで来そう。既存ユーザーから招待とかはできないので僕に招待してとか言われても困る。