広告パブリッシャーは広告の表示で利益を得る。キャリアーは回線の利用量が利益に直結する。モバイル広告の表示には当然回線を利用するわけで、その時にどちらがより利益を得るのかという記事を読んだ。記事ではキャリアーの方がより稼いでいるというデータの提示のみだが、そう考えるとモバイル広告の持つ(とされる)宣伝効果がその分減殺されているということになりそうだ。

キャリアーの回線の利用方法については大きな欠点が僕はあると思っている。それは制限に達するまで常にフルスピードで使わざるを得ないというところだ。それほど回線速度がいらない作業しかしない時、データ利用量に加算されない代わりに速度制限されるモードに切り替えたりできれば……。あるところにはあるのかもしれない。

あまり関係ない話だった。

ともかく広告を表示したユーザーが失うものとして、プライバシーやページの表示速度以外のものをこの記事は具体的に示したと言える。そのことはモバイル広告がその存在意義に対して、ユーザーから多くを得すぎているということを示してもいるのだろう。


モバイル広告についてはみな色々あると思うが、僕はネイティブ広告のようなものがはびこるよりはマシかなという程度だ。コンテンツ・ブロッカーのあおりをくってウェブフォントが完膚なきまでに潰されるとか比較的公平なウェブページから独裁的なアプリ化に流れるとか、そういうことにならないことだけは祈っている。

追記

低速モードに切り替えてデータ利用料に加算しないようにする機能がIIJmioならある@_tsmdに教えてもらった。乗り換えたい感じがしてきた。2年縛り切れるあたりまでにちゃんと考えよう。