マティス展(東京都美術館)

マティス展

上野までマティス展を見に行く。都美術館はまだ完全予約制だ。込みそうな企画だからだろうか。大きめの美術館は避けていたので、上野の公園あたりに久しぶりに行く。全生庵に行って以来かもしれない。

朝一の入場を予約したため出発がそこそこ早い。新しい相鉄線の乗り場が近くてまだ感動している。今は上野東京ラインがあるので横浜回りで行く。「宇都宮行」としか考えていなかったので、うっかり湘南新宿ラインの宇都宮行に乗りそうになった。両方に宇都宮行があるのか。

上野恩賜公園で使われている三角錐の照明が木々の間にそびえている
上野恩賜公園

上野駅は人がいっぱいだ。動物園に行く子供たち、美術館や博物館へ行く修学旅行生の団体、その中に明らかにマティス展へ行きそうな人が混ざる。9時過ぎくらいに着いたので、西郷隆盛銅像の方をぐるっと回って歩く。道が広すぎてイマイチな気がしないでもない。


開場前に50人以上は並んでいた。建物に入ると、事前予約をしていなかった人がばらけるので、30人目くらいに入れたと思う。入り口からどんどん人がたまっていくので、空いているところから見て行き、見ていないものは後で見ていくようにした。各階を行き来できそうにないので、各階ごとに行ったり来たりする。

回顧展の名に恥じない作品群だ。「ダンス」さえあれば完璧だったように思う。展示自体は時系列に沿った平凡なものだが、作品数とバラエティーに富んだ構成になっており、会場の大きさもあいまって満足度は高い。かなり好きな「金魚鉢」や「夢」が見れてうれしい。

建物の正面入口は、高さ制限を回避するため、少し掘り下げている
東京都美術館

ミュージアム・ショップはかなりの商売っ気だ。展覧会のカタログとポンピドゥー・センターのポストカードやポスター以外、見るべきものはないように思う。お茶や鉢植えを売っているのはやりすぎだ。あとは建物をウロウロする。15mという高さ制限で立てられたとは思えない。


展覧会後は家人に頼まれたリモンチェッロを買いに東京駅へ行く。新丸ビルの方のグランスタにある店はすぐに見つかったが、品物がなかなか見つからない。店員に聞いて無事購入できた。そのままそこのイートインでパニーニとカフェラテで昼ご飯にする。パンはおいしいものの、モルタデッラがあまりおいしくなかった。

昼時の仲通りはすっかり以前の様子で、歩行者天国に置かれたテーブルの間を人が行き交っている
丸の内・仲通り

続いて新丸ビルと仲通りで買い物をする。Arcteryxのシンソロ・ハットが欲しかったが、売り切れだった。ネットでも高額で売られており、かなり人気があるらしい。色々な店で、明るい色の洋服を見ていると楽しくなってくる。30度を超えた快晴の日だったこともあり、普段は買わないようなレモン・イエローのシャツなどを買いそうになる。

そのまま銀座方面へ抜け、無印良品で歯ブラシ立てを買う。ガラス製のものが欲しかったが、どうやらなくなってしまったようだ。この歯ブラシ立ては、自立しないチューブ類を立てるためにいくつか使っている。店内もウロウロしたかったが、すごい人で早々に退散した。

その近くの靴屋でワラビー・シューズを見る。鞄を買ったので、靴が欲しい期に入っている。なかなか良さそうだったが、シボ革というのもあまり好きではないのを再確認してしまう。素直にClarksを買った方が良さそうだ。

銀座駅までレンガ通りを歩く。どんどん暑くなってきており、店に寄る気力もなくなっていく。銀座駅から銀座線で渋谷駅、スクランブルスクエアでおみやげを買い、そのまま相鉄線直通の湘南新宿ラインで帰る。地元に着いた後は、PUDOロッカー送りにした荷物が来るかと、地元で図書館に寄り時間を稼ぐ。本を借りたり、雑誌を読んだり、小一時間ほど待つが来ないので帰宅する。