Spingle Move SPM-376 Black

7年くらい履いていたシャークソールのスニーカー・ブーツが、ソールが削られすぎてついにダメになった。底を直して履くという手もあったが、なにせシャークソールなので、1万円くらいはどうしてもかかるため、新しくスニーカーを買うことにした。いろいろ迷ったがSpingle MoveのSPM-376、色は黒でサイズはMにした。

買おうと決めたあたりで黒アッパーで白ソールのレザー・スニーカーにすることは決めていた。SPM-376も当初から候補になっていたが、他にもいくつか候補はあった。

これに加えてスニーカーではない革靴にも心が惹かれたりと、とても迷った。しかしちょうどモノ・マガジンの2016年5月2日特集号でSpingle Moveの特集が組まれていて、これを読んで一気にSpingle Moveへと傾いた。

最終的には公式オンラインショップで買ったが、横浜ランドマークタワーにある直営店や新宿伊勢丹メンズ館などで実物を確認した。直営店があまりなく、それぞれも大きくないので「これこれのモデルのこの色が欲しい」と思って行っても、サイズや色がないことが多い。地道に探す必要がある。


SPM-376はパッと見にはSpingle Moveの特徴的な巻き上げソールではないように見える。しかしつま先の部分がフラットに成形されているだけで、靴底やかかとはほぼ他の巻き上げソールと同じだ。加えてミッドソールにあたるような部分とアウトソールにあたる部分が同じ色なので、他のモデルと比べるとかなりすっきりして見える。

インソールは取り外しはできないようだが、ふわふわで心地よい。ミッドソールとアウトソールが固めなようで、New BalanceやPatrickと比べると歩いた感触が違う。違うというだけで歩きやすさはほぼ互角という印象だ。

アッパーはオイルワックスレザーとなっている。普通の革靴やブーツと比べると薄く柔らかですぐなじみそうだ。履き口は切り放しではなく、ちゃんとパッドが入っている。その厚みで少しくるぶしに当たるような気がしたが、3分ほど歩いた後はほとんど気にならず、靴擦れが起こる気配もない。かかととつま先だけベロアで切り替えになっているが、悪目立ちするほどではない。


これでようやく黒アッパー・白ソールのスタンスミスという呪いを振り切れたような気がする。これとPatrickのMarathonを直しつつ長く履いていきたい。