スタンスミスの黒(白ソール・白ヒールパッチ)が出そうな気配がないのであきらめて、いつか買おうと思っていたPatrickのMarathonのレザー版を買った。暇だったので銀座にある直営店まで足をのばしたものの、まさかのサイズ切れで、在庫確認をしない詰めの甘さをちょっと後悔した。それでも色違いでサイズを合わせ、サイズ違いで色を合わせてすごく気に入ったので、在庫のあった神戸の直営店から自宅に配送してもらい、無事届いた。
スタンスミスが欲しいのだからPunchを買うという手もあったが、それはそれで何か負けたような気がしていて嫌だった。そこでPunchを避けた上で、ソール交換できるモデルということでNevada IIやPamirとMarathonに絞り込んだが、そこからもかなり悩んだ。でも若い頃欲しかったけど全然扱いがなくてあきらめたことを思い出してMarathonのレザー版にした。
ロングノーズっぽい靴が苦手なのもあって、直営店でも色々眺めたもののやはりMarathonかと感じた。MarathonはPatrickのモデルの中ではコロンと丸みをおびた形で、シャープすぎず一番好きだ。直営店にはざっと数えても50種類以上は揃っていて、小さい(20畳もなかった気がする)とはいえさすがだった。
色はブラックにした。ウェブの画像ではちょっとわかりづらいが、Patrickの二本線とシューレースは生成りと、落ち着いた色で良かった。ネイビーもロゴのタブが赤だったりとかなり良かったけど、歴史的な事情により靴は黒系しか買わないことにしているのでやめておいた。
Marathonはアウトソールが厚めで柔らかく、クッション性が高い。Patrick共通のインソールの良さもあって、足への負担はかなり少なそうな柔らかさがある。ただ反発力が強いので、しっかりと地面をつかんで歩くというような感覚からはほど遠く、機能的な靴という印象だ。このあたりはカンペールやビルケンシュトックとは系統が違う良さなのかなと思う。ナイキのフリーと系統はいっしょで、それよりは機能で大きく劣るものの、重量バランスや奇をてらわないたたずまいで優ると思う。
8000円でソールの張替えができるようなので、長く愛用してやりたい。2か月後くらいきれいにする時にはJason Markkの汚れ落としでも買おう。