近所にできたLOFTでBackJoyという骨盤をサポートして腰への負担を軽減する座布団を試してみた。ちょっと違和感はあったものの使用感はいきなり良かった。ただ即購入には至らず、レンタルがあるようなので試していた。ともかくハイエンドにしようとリリーフ・グリップというモデルにした。540円で2週間レンタルできる。
いきなり座ってみても確かに姿勢が良くなる。深く座って太ももを下げるとグッとお尻の方が持ち上がり、前傾になってていても猫背度が大きく減る。劇的にグイグイサポートされるというわけではなく、骨の位置を調節してくれるという形で、負担は太ももの圧迫感くらいだろう。椅子との相性はある程度あるが、座面の硬さはあまり選ばないので、椅子の高さを調節できれば大きな問題ではなさそうだ。
最初は30分くらいで変な感じになったが、少し慣れてくると1時間くらいは座っていられた。ただ落ち着かないので車の運転中にというのは無理がありそうだ。さすがに1時間を超えるくらいになると太ももが辛くなるのと、おしりがちょっと痛くなる。お尻が痛くなるのはもっと柔らかいポスチャー・プラスだとまた違うのかもしれない。
また太ももが下がるものの骨盤が前に来る関係で、パンツの前ポケットに入っているものが圧迫される。大きいスマフォとかはまずそうだ。
本家ウェブサイトによると、どうも日本で売ってるリリーフ・グリップと新発売のテック・ジェル相当の製品が存在しないことがわかった。日本独自企画のものなのだろうか。それとも高温多湿な日本向けのスペシャル・バージョンということなのだろうか。
この辺りがちょっと判断がつかない。
送られてきたパッケージは、防水加工がしてあるただの紙袋で、製品がそのまま裸で入っていた。ビニールもかかってなくて簡易包装どころではないそっけなさだ。同梱の説明書や解説書、DVDのどれもがクオリティーに欠けており不安しかない。ウェブサイトでは60kgがミニとレギュラーの境目だったが、同梱の解説書では55kgになっており情報がずれていて更に不安が増した。
製品は独特の香りがしていて、ちょっと臭い。半日くらい陰干しした方が良いかもしれない。これはレンタル品だからというだけなのかもしれない。ただしリリーフ・グリップの場合は洗えないため、長く使うとこのように臭くなる可能性はありそうだ。
また、公式ウェブサイトが情報商材臭しかせず、本家本元のウェブサイトを参照しようにもIPアドレスでリダイレクトされるためプロクシーでも通さない限り見ることができないのはかなりマイナスだ。ウェブサイトの内容自体もプロダクトの使い方を色々な形で書いているだけで、どのようなものなのかはかなりアバウトでいまいちわからず、製品ごとの差異も骨盤サポートというメイン機能においてはわからない。特にないということなのだろうけど、それが確信できない。
製品としてはかなり見るべきところはあり、体験としてもなかなかのものだった。しかし日本での販売元を信用しようという気にまったくなれないため、少なくとも本家で扱っていない(ように見える)リリーフ・グリップを買うことはなさそうだ。もう少しレンタル期間があるが、いろいろあったら困るので早めに返却しようと思う。
ただ良さはなんとなくわかったので、もし買うとしたら本家でも普通に扱っているポスチャー・プラスにしようかなと考えている。蒸れるというのは気になるところだが、もう一回レンタルすれば良いかなと考えている。ただ座ってるとずれるという話を聞いてうーん……となっている。
というところでタイミングよくクローズアップ現代で座ることの悪影響についての回(11/11放送)があった。そのためまずはスタンディング・デスクかなという気になりつつある。