Chipolo ClassicとCard

白くて丸いChipolo Classic、白くて四角いChipolo Card、そしてカラフルなデバイスがプリントされた化粧箱。

キーホルダーなどに取り付け、スマフォで探せるいわゆるBluetoothロケーター(正式になんていうのかいまだに知らない)を一度試してみようと考えていた。財布に入れられるものが欲しく、カード型のものを探していたがあまりなかった。探している途中(10月くらい)でChipoloがカード型を出す事を知り、それの発売を待ち、まとめて買った。かわいい。

日本にも代理店があるが、まだCardを売っていないので、本家のオンライン・ストアを利用した。年末だからか送料無料だったため、合計で60ユーロ(8219円)と高いというほどではない。画像などに張られたリンク経由で買うと20%オフで買える……だけでなく、計3つ売れると僕に1個届く。

購入まで

Chipoloには以下の条件に基づいて決めた:

カギに付ける方は使い続けると思うので、電池交換可能な点を考慮し、Classicにした。自転車などに取り付け、屋外で主に使う場合は防水のPlusにした方が良い。Cardは防水で電池交換不可だが、これは選択肢がないだけだ。交換プログラムもあるようなので、使い続ける場合はこれを利用したい。

Cardは色がまだ白しかないようで、とりあえずそれに合わせてClassicも白にした。プラスチックの白だがテカテカではない。重くはなく、入れっぱなし・付けっぱなしで問題はなさそうだ。Classicは厚みも含めて500円玉よりひと回り大きいくらい、Cardはクレジットカードの倍の厚さでふた回り小さい。

所感

ペアリングはピッとやって放置するだけで難しくない。スマフォからChipoloを鳴らすのも、Chipoloからスマフォを鳴らすのも感度は良かった。ボタンはちょっと固く、特にClassicは押すべき場所が良くわからないため、ダブルクリックするのが難しいが、誤爆が少なさそうと好意的に解釈した。触った拍子にピロッと鳴ることはある。

試しに置きっぱなしで家を出てみたらiOSの通知で警告がちゃんと届いた(アプリ側で隠し設定から有効にする)。家を出て20歩くらいで通知が来たのでかなり実用的だろう。自宅などで反応させたくない場合は、アプリから反応しないエリアを複数設定できる。これで無駄に通知が来ることは防げるだろう。

Chipolo側のサウンドは懐かしい感じの電子音だ。昔持っていたアラーム付きSwatch (ピーター・ガブリエルのやつ)もこんな音だった。

なくした時にどうなるかはなくした時に改めて書きたい。書きたくない。

アプリ

アプリ自体はiOSアプリらしいデザインと操作感だった。日本語に訳されたラベルも及第点というところで、かなり好感触だ。ペアリング時の解説アニメーションもかわいかった。あとはアプリのバッテリー消費がどれくらいかにかかっている。緊急用と考えられるウェブアプリも悪くはなかった。

気になるのは要求する権限が多いことだ。Bluetoothはもちろん、位置情報と通知はしょうがないが、モーションとフィットネスを要求するのには驚いた。バッテリーの節約のために必要なようだ。

設定はアプリから入れる設定、Chipoloデバイスごとの設定、iOSの設定から入れる設定の3つに分離している。それぞれ、アプリそのものの設定、Chipoloデバイスの音や名前などの設定、iPhoneのボリュームや通知のスタイルなどの設定が行えた。カテゴリ分け自体はわかりやすいとは思うが、iOSの設定から入れる設定にはなかなか気づかなそうだ。


いつもユーロの感覚があやふやで危険だ。60ユーロだと7000円くらいかなという感覚で、なぜかかなりずれている。配送はスロベニアからDHL(家への配送は佐川だった)で2日半で到着した(18日夜注文、21日昼配達)。注文後、1時間ほどで発送されたようで、到着までの時間も含め良い体験だった。