次はこれ読んで

あっ次にこれ読むと良いんじゃないかなー

MovableTypeにあったからか前や次のエントリー(とそれに加えてウェブログのトップ)に移動するリンクをpermalinkに設置するウェブログは多い。こと日本に限ると90%以上のウェブログにあるように感じる。このクラシカルなパターンに対して、最近はRead This Nextなどとして最も関連性が高いエントリーをひとつだけ推薦したり(Dustin CurtisとかSvbtleネットワークのウェブサイトはそう)、単に時系列的に1つ古いエントリーへのリンクのみというパターンが増えている。

次にこれを読むと良いんじゃないかなー

特にSvbtleで採用されている最も関連性の高いエントリーをRead This Nextとして推薦するというのは、トピックがバラエティに富んでいて時系列における前後にあたるエントリーと関連性が薄いことが多いウェブログには向いていそう。つまり企業やプロダクトではなく個人のブログ向き。

ただこのパターンを採用するには関連性を算出するためのバックエンド側の対応というのも勿論だけど、それだけでなく主題と発信対象をはっきりとさせた高い質のエントリーが要求される。そうでないと次のエントリーを読むことで訪問者を落胆させ、ウェブログへの評価が地に落ちるなどということになりかねない。なかなかハードルが高い。

この前はこんなの書いたよ

単純に1つ古いエントリーをRead This Nextとするパターンのハードルは低い。バックエンド側では新しいエントリーへのリンクを生成しないようにするだけ。ただしRead This NextとするよりよりRead Previous(とかOlder)の方が呼び方やリンクのラベルとして適切な気はする。ラベルに「特に関連性があるわけじゃないよ」という意味を持たせることでハードルを下げられる。ただ閲覧される可能性は下がりそう。

前/次パターンと比較してリンクが減っただけのこのパターンのメリットは、

  • レイアウトの自由度の向上
  • 生成と転送のコストの低下

が挙げられる。関連性パターンと違って、ウェブログの本質的な部分におけるメリットは特にない。

前/次のあのパターンのリンクをレイアウトするのに苦労した覚えは誰もがあるんじゃないかと思う。リンクがひとつになるだけでデザイン、特にレイアウトの面でとても楽になる。リストを並べて中央寄せしなくては……と頭のおかしいテクニックを使う必要もないし、幅を目一杯使えるので無理やりアイコンかとかリンク文字列を簡単な文字列にするとかでスペースを節約したりする必要もない。

前/次パターンだとひとつのエントリーに付き2回ページを生成する必要がある。エントリーを公開した時と、その次にエントリーを公開した時の2回。ということは生成プロセスが走ることによるハードウェアリソースの消費と、304 Not Modifiedじゃないことによる転送量の増加という2つのコストが存在しうる。このコストの削減はささやかではあるが一定の効果が規模に関わらず表れるんじゃないかと思う。

Svbtleのようなパターンの場合は新しいエントリーを公開するごとに関連性の再チェックを行う必要があるのかもしれないので、この点では単にRead Previousパターンの方が優っているかも。


単なる矢印アイコンだったり「Previous」とか「前のエントリー」などといったわかりやすくも不親切だったりする前/次のエントリーへのリンクは、「誰かクリックする人いるの……」と薄々感じながらもレイアウト的な面での妥協でそうしてしまっていることが多い現状はもうちょっとしっかり考えた方が良さそう。

もちろん写真等のギャラリーなら話は別。そういうのは前後がある程度類推でき、かつそれが外れたとしても失望は少ないので、コンテンツに意識を集中させるという目的で単なる矢印アイコンのような主張しないものを使う意味は大きい。前後を類推する意味が薄いウェブログのインデックス・ページのページングなんか場合もシンプルなもので良さそう。

ということでしばらく古いエントリーへのリンクのみをpermalinkの最下部に設置することにした。