建物の裏手に展覧会を案内する垂れ幕が並ぶ

一度、大倉集古館を見てみたかったので、「季節をめぐり、自然と遊ぶ」という企画展に行った。終了直前に行けてよかった。晴れて暖かく、散歩しながら行くにはいい日だった。

緑色の屋根、赤い柱、石積みの外壁を備えている
外観

大倉集古館は期待通りの建物だった。外壁が2階まで石積みなこともあり、ずしっとした雰囲気だ。建てた大倉喜八郎は、大成建設どころか、日清オイリオやサッポロビールなども興した人らしい。隣のホテルは2代目のようだ。


展覧会は収蔵品の中から花や鳥を取り上げた作品が並ぶ。大きな建物ではなく、大きな作品が多いので、規模は小さめだ。蒔絵の箱や九谷焼の箱など工芸品も多く、SVGで描くにも難しそうな柄が施されており、みとれていた。2階にあった多くの扇面は、かなり見ごたえがあった。大きさが小さく、じっくりと眺められる。

横山大観の夜桜が公開される時にまた来たい。すぐ近くにある智美術館も興味深い。近くのスペイン大使館の方には、リニューアルしたという泉屋博古館東京もあるので、はしごしたい。


丸い電灯を鋳物で飾った照明が天井からつり下げられている
テラスの照明

収蔵作品に古い物が多く、館内撮影禁止だった。作品はともかく、壁、柱、扉、階段を撮りたかったので残念だ。特に、階段の手摺に座っていた狛犬がかわいかった。