立て続けに10pxや12pxで長文のウェブページを読まされ、いちいちズームするのが面倒になったため、思い切ってOSレベルで125%に拡大した。思った以上に快適で、なぜこれまでやらなかったのかというくらいだ。サインアウトする必要はあったものの、常用しているアプリケーションで対応していないものもほとんどなかった。姿勢も良くなりそうだ。
24インチでフルHDあるディスプレイなら、125%に拡大しても狭くて困るということはない……と言い切りたいところだが、縦幅はちょっと足りない感じはする。他での快適さが補ってくれる。Windows 10では125%と150%、そして200%から選べるが、150%以上だとさすがに厳しそうだった。
ウェブページではやはりちょくちょくぼやけたり、隠れているべきものが隠れていなかったりはする。picture
要素を使っていても200%と300%しか考慮されていなかったり、そもそも使われていなかったりなどなどだ。縮小されるならぼやけにくいので、等倍を超えたら2x画像を出す、200%を超えたら3倍画像を出す、というような考え方がより良さそうだ。
問題はビットマップ画像の編集だった。125%だと画像編集が思った以上にやりづらい。ちょっとだけ使ってる4Kディスプレイでの200%拡大では感じないイライラがかなり溜まっていく。ウェブ開発でも色々怪しいところがあるので、必ずブラウザー上で80%に落として確認するあたりは気を付けたい(同時に等倍環境では200%くらいに拡大して確認することも意識したい)。
MicrosoftがSurfaceを出し、高解像度ディスプレイを持つWindowsマシンが珍しくなくなった。そのこと自体は意識していたが、それによりアプリケーション側の対応が進むというところまではあまり考えたことがなかった。正直、まだまだほとんどのアプリケーションでぼやけると勝手に思っていたし、高精細なディスプレイでないと意味がないとも勘違いしていた。
世界はちゃんと進歩している。